氣比神宮 | よしおのブログ

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好きなことをつらつら書いていきます。
『古事記』に出てくる神社に行くのが好きです。

福井県敦賀 「氣比神宮」


気比大神こと伊奢沙別命(いざさわけのみこと)とその仲間たちが祀られています。

※「古事記」では「別」が「和気」と表記されています。


応神天皇が皇子の頃、戦争の作戦の一環として死人のふりをしました。

「ふり」とはいえ、死人はケガレとして考えられたので、戦争が終わったあとに禊(みそぎ)のために旅に出ます。

そして行き着いたところが、ここ敦賀でした。


よしおのブログ-気比神宮1



なんでも日本三大鳥居というものがあるらしく

そのひとつだそうです。

残りのふたつは広島県厳島神社と奈良県春日大社だそうです。

両部鳥居ですね。仏教色があります。



よしおのブログ-気比神宮2

皇子が敦賀にいるとき、夜の夢に気比大神が出てきてこう言います。


「わが名を皇子の御名と取りかえて欲しい」


皇子が「恐れ多いことです。お言葉の通りにします」と答えると


「それでは明日の朝、浜に来なさい。名前を取り換えたお礼を贈ろう」と気比大神が言います。



よしおのブログ-気比神宮3


拝殿には千木も鰹木もないので、仏閣に見えました。

おかしいなぁと思って徘徊していると

本殿の横に行き着きました。

すると、やはりありました!千木、鰹木!

外削ぎで、小ぶりな千木でした。




よしおのブログ-気比の松原1 次の朝、気比大神にいわれたように浜に行ってみると

鼻が傷ついた海豚(イルカ)が浜いっぱいに打ち寄せられていました。


皇子は「大神は私に御食(食事)の魚をくださった」といい、


神を「御食津大神(みけつおおかみ)」と呼びました。


※イルカは食用で、鼻を銛で突いて漁をしていたようです。よって、「魚」であり、鼻が傷ついています。


よしおのブログ-気比の松原2 「気比の松原」です。夏になれば海水浴場になるそうです。

すごぉく綺麗な海...ぼーっと小一時間くらい眺めてました。


さて、浜に打ち上げたイルカですが、鼻をケガして血を流していたため、浜には血の臭いが立ち込めていました。

そこからその地を血浦(ちうら)というようになりました。

そして今では

「血浦(ちうら)→都奴賀(つぬが)→角鹿(つぬが)→敦賀(つるが)」になったそうです。



よしおのブログ-気比の松浦3

天気にも恵まれて


ほんとにもうねぇ、きれいだよねぇ


「気比の松原」

気比神宮の正面の通り(参道?)をまっすぐ歩いていくと気比の松原に着きます。

んん、たぶん気比神宮はこの「海」を祀っているんでしょうね。あまりにも綺麗でした。海を渡り行く風波に息を飲みました。

神宮から歩いたらちょっと遠いです(苦笑) 行きは歩いて辿りつけまいたが、帰りはもうヘトヘト。バスを使いました。



おわり