我が家とベトナム旅行 3月22日 | 火星美人の別居のち同居の日記

火星美人の別居のち同居の日記

2014年8月5日、嫁さんと別居しました。
4回目の結婚記念日でした。
そして2年の予定が4年になって、2018年10月にやっと再同居。
我が家の話、もうちょっと続きます。

初日の食事がだいたいおいしかったので、大満足だった我が家。

その日は天気も良く、夜景もキレイでした↓

こんなかんじで。10年前は、毎日のように曇り空か小雨、そうでなくてもスモッグでつらかった。

 

「このまま良い天気ですごせるといいなあ」

と、折りたたみ傘は持ってきたモノの、写真などが撮りにくいので

晴天に期待を寄せていました。

 

で、2日目、外に出ると

どんぐもり。湖に浮かんでいるのが、夜景の写真と同じ建物です。同じ湖です。

この日はキリなのかモヤなのか、曇りなのか、とにかく灰色でした。

 

そのため、湿度が高い。さらに暑い。実家の京都の夏日を超えている感じの不快指数。

 

とはいえ、まずは朝早く起きたので、朝飯=フォーです。

 

むかったのは、鶏フォー。

Phở Gà Nguyệt

ホテルから徒歩5分という近さのお店です。

次から次へと茹で鶏が運ばれてきて、女性スタッフがそれを捌きます。

 

鶏の肉の量、部位などを選んで注文すルタイプ。基本はむね肉。

よくばりな我が家はそこにモモを追加。

 

で、ここの特長は汁アリか汁なしを選べるということ。

それが分からず、ありとなしを頼んだつもりだったのですが

「汁なし、まぜソバのフォー」だけが運ばれてきて、しばらくボーッと待ってました。

 

ただ、この「まぜソバ」がめちゃめちゃおいしい!あまい醤油のタレが、うまみ爆発。

初めてのタイプのフォーに「これはうまい!」とガツガツ食べる嫁さん。

私は後から頼んだ汁アリを待ちながら、「おいしそうだなあ」と指をくわえていました。

汁アリも、茹で鳥の脂が大量に注がれたスープがめちゃうま。

2日目ですが、これがベストなフォーでした。うまい!

 

で、この後ちょっとホテルに戻って、寝っ転がって消化を促し、

早速向かったのが、昼食。

 

お店探しをしていて、紹介サイトの写真で

「かわいい!いきたい!」と嫁さんのテンションが上がった

LUK LAK

というレストランです。どれくらいかわいいかというと

こんな感じでとてもかわいい。ちょうどお昼時だったので、ママ友会なのか

それとも職場の女子会なのか、

とにかく女性客がたくさん。

 

かわいいだけじゃなくて、オーナーがベトナム全土を旅して食材を選び

自社畑でも野菜を作っているというこだわりよう。

しかも有名ホテルでフレンチシェフをしていたとかなので、そのフュージョン料理です。

カリフォルニアにも、アリス・ウォータースが畑で作る野菜を出す「シェ・パニース」がありますが

そのベトナム版といった感じ。料理もそこそこ評価が高かったのです。

 

ただ、昨日からお酒に恵まれていなかったので、昼から

泡たのみました。

ベトナム、料理は日本の5分の1くらいの価格なので、とても安いのですが、

ワインは日本と同じかそれ以上するそうで、業界の常識レベルで有名だそうです。

日本にいるときから「ワインは高いので、飲みません」といっていた嫁さんですが

「旅行だからいいよね」と欲望に屈していました。

当然ですが、昼から泡を飲んでいる客は我が家くらいでした。平日の昼だし。オフィス街っぽいし。

 

で、いろんなハーブと豆のサラダ以外に

肉を焼いたもの

そしてナマズを焼いたもの

を恐る恐る頼んでみました。

これがどれもおいしい!

特にナマズ(2枚目)は、ソースがピリ辛かつハーブが利いていて、

さらにハーブと一緒に食べると爽やか。身も柔らかく、とても脂がのっていてジューシー。

「アジア旅行では川魚をずっと避けてたけど、概念がひっくり返ったな」

と感心したのでした。

 

2時間くらいゆったりランチを食べ、大満足でLUK LAKを後にしたのでした。

おいしかったし、素敵なお店だった。

 

で、この後「ベトナム女性博物館」に行ったのですが

「女性権利のエンパワーメントの歴史」

とかが見られるのかな、と期待していたのですが

・部族ごとの婚礼様式 

・ムラで女性が行う仕事と道具

などが半分、3分の1が

・ベトナム戦争でゲリラ的に活躍した女性たち

のこりで、

・勲章をもらった女性たち

といった感じで、ちょっと思ってるのと違い…そそくさと退散。

昨日の美術博物館と比べると、管理や運営の力の入り方も段違いで

「とりあえず…座ってなんか飲もう」

ということに。

 

で、向かったのが、

ソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ

最近、リニューアルオープンを果たした、歴史的な建造物を使った高級ホテル。

ここでお茶でもしよう、とおもったのですが

カフェはだいたいオープンテラス。全然涼しくないのです。

さらに、私たちのカッコウが貧乏くさいのか、誰も目もくれず声もかけてくれません。

ということで、ソファにちょっと座って、トイレを借りて、退散。

キレイなホテルだけど、うちの旅行スタイルでは泊まることはないかなあ。

 

で、コーヒー飲みたいので、とりあえずチェーンでも、と

こちらへ。ベトナムのコーヒーは甘いので警戒していたのですが

甘かったです。どっちも甘くて、ベトナムのコーヒーの香りがしてました。

コロナを挟んで、いろんなコーヒーチェーンができたそうなので、

ちょっとコーヒーの嗜好が変わってるかも、と思ったのですが、根強いですね。

 

で、あまりに暑かったので、ホテルに帰って、ちょっと休憩。

英気を養ってから、夕飯に向かったのです。

夕飯は、

Cha Ca Thang Long

「チャーカー」という料理を食べるお店です。

チャーカーは、揚げた雷魚の肉と葱・ディルなどの香草を油で炒め、ブンと一緒に食べる鍋。

またしても川魚です。

旅行サイトや体験記を読んで、「雷魚の胃袋もマストで頼め」とあったので、それを追加。

テーブルにはこんな感じで香草がセットされています。

これを、鍋に投入して炒めながら、魚と食べるのです。

こんな感じで。オレンジ色のが上がった雷魚。横にあるのが胃袋。とてもうまい!

 

炒めた魚の身とブンを和え、ピーナッツ・唐辛子・ハーブも入れ、タレを掛けて

一緒に口に運ぶのです。これがほんと、めちゃめちゃうまい!

この量のハーブをむしゃむしゃ食べられるのは、ベトナムならではですね。

「完全に川魚の印象が変わった。これは日本でも食べたい。でもたぶん、ムリだなあ」

と二人で言いながら、むしゃむしゃガブガブ2人前を平らげたのでした。

 

このときに私が舌を思いっきり噛んでしまい、ずっと出血。

ちょっと血が隠し味みたいになってましたが…

それでもウマイ。止まらない、と食べ続けたのでした。

 

チャーカーのうまさに興奮冷めやらず、血も止まらず

週末のナイトマーケットを散歩しつつ、バーを探すことに。

「アルコールの強い酒を飲めば、消毒されるだろう」

なんて思っていたのですが、

目指していたホアンキエム湖前のバーに着いたモノの、入口が分からない…。

周りのブロックを2周しても見つからない…。

 

ということで、しかたなく、適当に見つけたホテルの上のルーフトップバーに。

ちょっと湖から離れたので、建物などが邪魔して、湖は見えず。

とはいえ、湖があるので、夜景もすごいわけでもなく。

「まあ、涼めるしね」という感じ。ただ、もう夜は寒かった…。

ということで、撮影だけして1時間弱で退散。この日は寝ることにしたのです。

 

ただ、私の舌の血が止まらず

「ティッシュなどで傷口を30~50分抑え続けると止まるらしいよ」

と嫁さんが調べてくれ、ホテルのベッドで舌をつまみ続けることに。

その間に、嫁さんは寝落ち。

私はいびきを掻く嫁さんの横で、舌を出してギュッとつまみ、

垂れ続けるヨダレを別のティッシュで受けとめながら、ぼーっと過ごしたのでした。