[記入日 : 2010, 12, 29 (Wednesday)]
ども、まーすけこと、佐田真衣です。
おととい、ザ・シンフォニーホール(大阪市北区にあります。最寄り駅はJR環状線福島駅or大阪駅)にて開催された、“大阪交響楽団 感動の第九”に出演させていただきまして、無事に終了しました!
今回は3回にわたりまして、その時のレポートをお届けしたいと思います(レッスン編+本番編が2回+まとめ編)。
今回のコンサートのために6回のレッスンが行われたんですが(11月に2回、12月に4回)、ここではその時の模様を中心にお届けします。
今回のレッスンはJR阪和線堺市駅から歩いて数分のところにある、サンスクエア堺(堺市勤労者福祉センター)のホールを使って行わました。メンバー構成は男女合わせて約240人という人数で、男女比は3:1ぐらいで圧倒的に女声のほうが多く、しかもアルトはソプラノのおよそ1.5倍の人数だったかと思います。そのうえ、わたしがこの4月に出演させていただいた“はばたけ堺! 歓びを歌声に”第九コンサート(堺市民会館にて開催)のメンバーが多くいらっしゃいます。まずオーケストラが大阪交響楽団(旧:大阪シンフォニカー交響楽団。この4月より名称変更されました)ですし、マエストロの現田茂夫さん&合唱指揮の中村貴志さん(実はわたしと同級生なんです。たまたま本人から聞いてビックリ)というのも変わらない。また、ソリストさんのうち、アルト(厳密にはメゾ・ソプラノ)&バリトンは田中友輝子さん&勉さんご夫妻で前と同じ。しかも田中さんご夫妻とは来年3月に堺市民会館で開催されるスプリングコンサートでも共演させていただくことになっています。そのうえ今回の合唱団のメンバーのうちの100人近くが4月のコンサートでも共演していますし、わたし自身を含めスプリングコンサートにも出演される方がかなりの割合でいるようです(笑)。すごいでしょ。
レッスンは午後6時半から9時までの2時間半。市民会館の時とは違い、全員がパートごとに舞台の上に並んで練習するので、ただでさえ暖房がきいているところに人が密集してるもんだから、半袖でもめちゃくちゃ暑いんですよね(笑)。ゆっくりと時間をかけて発声練習をしてから、本格的な練習に入ります。途中10分ぐらいの休憩を挟んでくれるんですが、練習の間はずっと立ちっぱなし。でもあっという間に時間が過ぎていきましたよ。
合唱指揮の中村先生がレッスンの間常におっしゃっていたことをいくつか紹介します。
まず、「ドイツ人の気持ちになって歌おう」ということでした。われわれ日本人はドイツ人と比べて体格が小柄で華奢なんですって(ちなみにわたしは背は小さいけど、横幅はドイツ人に負けない、いやそれ以上だと思う<苦笑)。だから、横隔膜の下にしっかりと息を入れて、体の奥から背中にかけて空気や音の通り道を作るようにしないとちゃんと響かないし、音が前に行かないんだって。スポーツでもそうですよね。体の中心軸がぶれていると自分の考えているとおりに体が動かないというか、狙いが定まらないというか、そういうことってあると思うんです。だから、土台にあたる体幹、つまり体の軸をしっかり意識して歌うよう心がけていましたね。
次に、歌う時の表情についても言われました。「みんな顔が怖すぎる」って(笑)。一部、硬めの表情で歌わなければいけない部分(例えば626小節からの通称“はるかな祈り(1)”など)もあるにはあるんですが、基本は歓喜の歌なので、もっと明るい気持ちで、笑顔で歌ってと。特に高音パート(ソプラノ&テノール)はかなりキーが高いので、高い音でロングトーンかます時など、どうしても苦痛が表情に出てしまうようです(汗)。しかも、伸ばしているうちにだんだん音が下がってくるので、我慢できない時は遠慮せずブレスして歌い直してねと言われました。我慢して音が下がってくるほうが余計悪いからと。確かにそのとおりなんです。でもわたしの場合は声が大きいので、カンニングブレスするとすぐにバレるのよ(涙)。だからよっぽどしんどい時は別にして、なるべく途中で息継ぎすることのないよう、事前にしっかりブレスし、我慢できないなぁと思ったら、敢えて気持ち高めに音を外すようにしていました。そしたらすぐに下がっても元の音に落ち着くからね。でもぶっちゃけた話、息が持たなかったときは次に息継ぎをするところまで口パクで逃げてました(笑)。ホント申し訳ない(汗)。ただひとつ言い訳させていただきますが、息切れする時はたいがいあともう一歩というところでダメになるんですよね。だから逃げた箇所は小節単位ではなく、あくまでも数拍程度のもんです。腹筋、鍛えておけばよかったとちょっと後悔。
もうひとつ、二重フーガの一部やエンディングのPrestoの部分(843小節目、通称“たましいのダンス”)などに、同じ長さの音符(2分音符の場合だったり付点4分音符だったり、いろいろなケースがあります)が続く箇所があるんですが、スタッカートがある部分は別にして、拍どおりにちゃんと音が伸びないことが多いので(ブチブチと音が切れやすくなるってこと)、ちゃんと拍の終わりまで伸ばして、次の音につながるように気をつけてほしいと言う指示もありました。4月のコンサートに出させていただいた時、マエストロの現田先生はこの箇所で腕を水平にしてタクトを横に振ってくれたし、中村先生も今回のレッスンの際、腕を横に振ってくれていたので、それ以来拍のいっぱいいっぱいまで音を出すよう、自然と気をつけるようになっていましたね。
あと、これはソプラノ限定の話なのですが、高音が延々と続く部分に関しては子音よりも母音を意識するように言われました。普通、舞台など広い場所で歌を歌う時は子音を意識して歌うのが基本ですし、ソプラノパートでも“Brüder(ドイツ語で‘兄弟’の意味)”をはじめとして子音を飛ばす必要のある単語やフレーズはもちろんあります(キーワード的な言葉に関しては特に要求されます)。でも、高音が続くところで子音を飛ばすと逆に音が下がってくるんだって。だから、子音は他のパートにカヴァーしてもらって、母音でちゃんと音をとらえて出すほうにウエイトを置くと全体的にキレイに響くそうです。なるほど、勉強になります。
いろいろ注意やアドバイスを受けながら、中村先生のレッスンが4回と、本番の前々日に1度マエストロの現田先生の直接レッスンを受けまして、その翌日、つまり本番前日にオーケストラとの合わせ練習が行われました。
この日だけは会場が別で、本来泉大津市内のテクスピア大阪(南海本線泉大津駅から徒歩数分の距離)という場所で行われる予定が、急遽場所の変更があり、地下鉄谷町線の北側終点、大日駅より徒歩数分のところにあるムーブ21(守口市生涯学習情報センター)内の4階ホールにて行われました。天王寺から地下鉄だけで16駅、約40分ぐらい乗っていたのですごく時間がかかったように思ったんですが、最寄り駅から1時間ぐらいで無事到着。事前に聞いていた話に比べると広さはあったと思うんですが、それでもオーケストラの周りにわれわれ合唱団が並ぶともういっぱいという状態でした(汗)。午後7時から発声練習が始まり(実は乗り換え時に時間がかかり、本来乗るべき電車を飛ばしてしまったおかげで若干遅刻してしまいました、申し訳ない<汗)、フルで1度通し、アンコール曲の“蛍の光”をひと通り練習しましたが、その後オーケストラへの指示があっただけでハイ、おしまい(笑)。1時間強であっさり終了、解散となりました。
そういえば4月に堺市民会館で第九コンサートに出た時も、オケ合わせはあっという間に終わりましたね。ただ、その時は舞台入りと舞台はけの練習があり、それに1時間ぐらいかかったので、普段の練習よりも帰りは遅かったです、ハイ。
まあ、そんなこんなで、簡単ですが、レッスンのお話をさせていただきました。
さて、次回はいよいよ本番当日のことについてお話させていただこうと思います。お楽しみに♪