“大阪交響楽団 感動の第九”(まとめ編) | まーすけ&佐田真衣のお気楽よもやま話

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 [記入日 : 2010, 12, 29 (Wednesday)]


 ども、まーすけこと、佐田真衣です。
 これまで3回にわたり、“大阪交響楽団 感動の第九”コンサートのレッスン&本番の模様につきお届けしましたが、今回の第九コンサートに出演させていただいた感想などを、この場を借りてお話ししたいと思います。

 わたしは3年前に初めて第九のコンサートに出演させていただくまで、数はあまり多くありませんが、合唱の経験はありました。でも、小学生の頃から作曲活動をしており、ジャンルもポピュラー音楽なので、高校を卒業してすぐに大学に進学し、混声合唱団に入るまで、ちゃんとした発声のしかたを知らずに我流で歌ってきたんですよね。もちろん作曲も我流です。
 ポピュラーボーカルの場合、メインのボーカリストだけの場合もあれば、そこにコーラスが入ることもあります。でも、基本はメインボーカルなので、声を前に前に押し出して主張しないと成り立たないんですよね。でも、合唱の場合はまったく逆で、各パートでちゃんと音量や音高を合わせないと逆にキレイな響きにはならない。普段ポピュラー的な歌い方に慣れていたわたしは、そこで大きな壁にぶち当たります。わたしの声は太くてよく通るのですが、少しハスキー気味のようで、大学時代、合唱団のとある先輩(女性の方です)から「あんたの声は合唱に向く声では正直ない」とはっきり言われてしまいました(汗)。もともと音域は広いほうなんですが、まだそこそこ上がってないうちからすぐに裏返るので、ソプラノには向かないんじゃないかと思った時期もあったんです。ただ、以前にどこかでお話ししたかもしれませんが、中学&高校生の時にソプラノ希望だったわたしが人数合わせのために(ひとりで数人分カバーできる声量があったので)アルトに回されたというトラウマもあって、やっぱりソプラノパートで歌いたいという想いはずっと持っていたんです。それで、高校を卒業してから思い切ってソプラノに転向、ただノドがあまり強くないのでメゾ止まりにしましたが、トップソプラノのキレイな高音に憧れはずっとあって、たまたま何かの折にテレビかラジオで第九を聴いた時、「これにチャレンジしてみよう」という想いが芽生えたのが今から4~5年前のことだったんです。

 それ以来今回で3度、第九のコンサートに出演させていただいたんですが、歌い続けていくごとに第九の難しさ、奥深さを思い知らされ、でも、それを少しずつ克服していくごとにやっぱり歌の力という存在のすごさを感じるようになってきました。今回は特に、オルガン席といういちばん目立つ場所で歌わせていただいたこともあると思うんですが、メンバーの中ではわたしはかなりの若手だし、だからこそ自分が引っ張らなきゃいけないという気持ちがあり、無意識に自分の中でかなり無理を課していたようです。でも逆にそれが原因で自分のこの声が、周りから浮いていることに気づかされたんです。やっぱり合唱はみんなの声がちゃんと同じ周波数で合わさってこその作品なんだと。レッスン期間中やリハーサルの時も含め、他のメンバーの方々ともお話しする機会があり、その会話の中でも、今まで自分がポピュラー曲を通じ培ってきた歌い方と、合唱のキャリアの豊富な方々の歌い方とでは大きな違いがあることを改めて思い知らされました。そのことがわかっただけでも、充分すぎるほどの収穫となりました。
 
 今後についてですが、もちろん、ポピュラー曲を中心にこれからも作品を仕上げていくプロセスにおいて、更にソロヴォーカルの腕を磨いていきたい気持ちもあるんですが、合唱の楽しさにはまってしまっている現在、それとは別に、周りに声を合わせていく努力も惜しまないようにしていきたいです。もともと第九の合唱に参加したいと思ったのは、有名な音楽作品だからと言うのもあるんですが、曲づくりの幅を広げるために、あえてクラシック、合唱曲にも接して、もっと感性を磨こうという想いがあったからなんです。このことは以前、機会があって中村先生にもお話させていただいたんですよ。
 今回のコンサートを通じ、自分の中でも新たな課題ができたような気がします。次回、来年の3月に堺市民会館で開かれるスプリングコンサートに合唱団のメンバーとして(もちろんソプラノです)出演させていただくんですが、このコンサートは、今後、堺市内で定期的に第九のコンサートを開催するためのワンステップとしてわたしたち合唱団に与えてくださったチャンスでもあるので、ステージの成功を目指し、今回の合唱指揮も担当してくださった中村貴志先生のご指導のもと、来年早々から再開されるレッスンも引き続き頑張っていきたいと思っています。


 最後になりましたが、マエストロの現田茂夫先生&合唱指揮の中村貴志先生、ピアノ伴奏を担当してくださった北口裕子(ひろこ)先生、今回共演させていただいた合唱団の皆さま、大阪交響楽団&大阪シンフォニカー協会の皆さま、ソリストの石橋栄実さん(@ソプラノ)、小貫岩夫さん(@テノール)、田中友輝子さん&勉さんご夫妻(@メゾ・ソプラノ&バリトン)、今回お会いできませんでしたが、ピアニストの魚谷絵奈さん(第九の前にモーツァルトのピアノ協奏曲が演奏されたんですが、そこでピアノソロを担当された方です)、今回会場となったザ・シンフォニーホールのスタッフの皆さま、そして、寒い中、また、お忙しい中会場へお越しくださった、大学の先輩とそのお友達の方を始めとするすべての観客の皆さまに心から感謝の意を表しまして、レポートのまとめとさせていただきます。
 ここまで読んでくださいまして、本当にありがとうございました!