手術後の朝、オニキスがハウスの中で悶える音で
目覚めます
手術のために、お腹回りにバリカンをいれた
辺りが真っ赤
痛みのために、
《ワン ギャンギャン
ワン ギャンギャン》
と暫く吠え続けた後の
チッコ&ウンチョス
塗り薬と痛み止を追加してもらいます
早速、塗り薬を塗ると……
シ… ミ… タ…
傷にシミタらしく
更に、《ワン ギャン ワン ギャンギャン》
大騒ぎ
重ねていたクッションにダイビング
間に上手いこと入ったなぁと思いつつ
しみて辛いのなら、
塗り薬は一旦止めてみることに…
そんな状態なので、
殆ど食事はしていないオニキス
獣医師から出された抗生物質。
特に指示されてはいなかったが、
以前食事中にフードを詰まらせた事があったので、
半分に割られているのを
更に半分に割っての飲ませていたのに…。
この時はこのまま飲ませてしまった
直後、オニキスの様子がおかしい
何がどう…というのではなく、
毎日見ている飼い主にしかわからない変化
夜間救急に電話してみるが、
「呼吸をしていて、舌がピンクなら
そのうち落ち着いて来るでしょう。
自然に解けて体に吸収されますから
大丈夫ですよ!」との事。
確かに呼吸が荒いとか、苦しんでいるとか
明確な症状ではない…☆
そのうちに
喉をグーグー鳴らしヒャクリというか
変な呼吸を始めた
再び夜間救急に電話…。
変わらぬ対応に苛立ちながらも聞いていると、
「ペキニーズの行動は理解出来ない。そのうち落ち着くと思いますよ。」と
暫くして言われた通り落ち着いたように
見えたので、試しにフードを口元に運んで見る
調子が悪ければ拒否するだろう。
一粒食べたので、あと二粒あげた。
あとは様子を見よう…と思い…
オニキスの様子が急変
表現しにくいが、あきらかに苦しんでいる
そして、以前フードをつまらせた時よりも、
明らかに事態は最悪な状態
慌てて口に指を突っ込み喉の様子を探るが、
特に異物は感じない
けれど、舌が真っ青な色に変わって、
もがき苦しんでいる。
何度か喉に指を入れてかき回す
やっと、泡と共に一個のフードが飛び出てきた
オニキスが落ち着き始め舌が綺麗なピンクに
暫くは、震えが止まらない…
ずっとオニキスから目を離さず観察した後、
床に布団を引くとオニキスが楽しそうに、
布団と戯れたり、私に寄り添って横になる
一先ずは安心
かかりつけの獣医師に詳細を説明するが、
そういった状況に何故なったのかは、
わからないとの事
フードや、あの大きさの薬が、
喉につまるのは考えにくい!
バリウムを飲ませて検査しても、
理由はわからないだろうし、
わかっても治癒は出来ないだろう!
……………
悩んでも解決出来ないので、
フードの与え方を考えたd=(^o^)=b
缶詰だけだと、粘りがあるので、
喉にくっつくかもしれない
ドライフードをふやかして、水分を含ませて
練り状にし缶詰フードを
混ぜて少しずつ与える
スプーンで少しずつ、
もしくはお皿に薄く伸ばし舐めさせる
見た目汚いけど…
こうすれば、喉にくっつく事は、
避けられるでは
今日は、美味しい匂いがしたので、
上手に食べてくれました!
取り合えず成功
『母様』
『お仕事に行かれる朝も続けますの』
……………うん
本当に、怖い経験をしました!
抗生物質が、二時間もの間、
オニキスの喉に呼吸が出来る形で溶ける事なく
残留していて、
そこにフードがつまってしまったとしか
考えられません
あの時、対応が遅れ判断を誤り、
私が諦めていたら…
今でも、あの舌の色とオニキスの
苦しんだ姿が忘れられません
以前のフードつまりから、
気をつけていたのに、より一層の注意を
心に決めました