僕は22歳の頃、「三重県身体障害者総合福祉センター」で3ヶ月の入所生活を送っていた時期がある。なぜ僕は3ヶ月も家を離れて生活していたかと言うと、母が僕の将来の事を考えてのことだ。
ある日、母から突然「5月から8月終わりまで、津のセンターで入所することになったから」と言われた。僕は何のことかわからず「どういうこと?」と母に聞いた。すると「正人も将来のことを考えて、自立した生活を送らなアカンから。入所して訓練受けておいで」と言うのだ。急な事で理解ができなかった僕に「ハッチやマーシー、ワー君(希望の園の仲間)も自分から訓練したいと言って参加するんやに。もう申し込んどいたから、正人も行っておいで!」と続けて言った。みんなも行くならという事で僕も参加することにした。後から何となく感じたことなのだが、仲の良かった親同士で参加を決めて申し込んでいたように思う。その時は、なんだかハメられた気がした。
これから3ヶ月間は家を離れて生活する。しかし土日は家に帰れるのでそこまでの不安はなかった。何より部屋にテレビが無いのでドラゴンボールが見れなくなることが嫌だった。
5月、入所の日は父の運転で向かった。母と妹も付いてきてくれた。センターに着き、担当の職員小林さんが部屋まで案内してくれた。女優の常盤貴子さんに顔が似ている人だった。4人部屋に案内されると、なんとそこには親友のユキベーが居た。ビックリして顔を見合わせた。度会養護の高等部を卒業して以来の再会だった。「またコイツと一緒かよ!」と大笑いした。よっぽどの腐れ縁である。僕は「ここ可愛い人おる?」と言葉で聞いた。するとユキベーは「おるよ!」とニヤニヤしながら答えた。ユキベーは僕の聞き取りにくい言葉を理解できる唯一の親友だ。学生時代もこんな事ばかり話していた。すぐにあの頃の感覚に戻れたことが嬉しかった。
第2部に続く
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