このブログでも度々書いているが、僕の父はとても器用な人だった。家で壊れたものや電化製品、玩具など何でも自分で直してしまうし、自作の玩具も沢山作ってくれた。趣味も釣りや車、読書、ゴルフ、ビリヤード、日本舞踊など、とても多く中高生の時はバレーボール部で身体を動かすことも好きな人だった。地域のバレーボール大会では父の活躍もあり、僕の地区が優勝した。読書は特に漫画が好きで「ゴルゴ13」は愛読していた。その影響で銃にも興味を持ち、空気銃で新聞を的にして撃っていたことを思い出す。僕はそれをいつも横で見ていた。
そんな父が僕を驚かせた出来事がある。それはある日突然、家の仏間におもちゃの車を走らせるレース場が出来ていたことだ。8畳間を全面使ったトラック型のコースで3レーンはあったと記憶している。素材は主に段ボールが使われていた。その出来栄えは見事なものだった。父は「見とけよ。」と言いおもちゃの車をコースで走らせた。おもちゃの車は凄い勢いでコースを走り回った。3コースすべてに走らせたときはとても興奮した。やはり父はスゴイと思った。この日以来、この遊びが大好きになり毎晩父と一緒にレースをして遊んだ。いつも父が仕事から帰ってくる車の音がすると嬉しかったが、レース遊びが始まってからは、ワクワクが止まらなかった。
父と僕は毎晩のようにレースをして遊んでいた。めちゃくちゃ楽しかった。しかし、ある日母が「明日法事で親戚が集まるから仏間をかたずけなさい」と言うのだった。なんと惨いことを言い出すのかと僕は思った。父は「お母ちゃん怖いでかたずけよか。」と笑っていた。僕はとても残念だったが仕方ないなと諦めた。その晩の間にレース場はすっかり撤去されてしまい、元の仏間に戻っていた。
最近、母が「あんた、お父さんに似てきたなぁ」と言うことがある。父も僕もいろんな趣味のものを集めて、整理整頓して管理するのが好きなのだ。例えばDVDのセットを買うと自作のラベルをパソコンで作り、棚に並べてそれを眺めたりする。そんな僕を見て母は似てると思うらしい。それを聞くと尊敬している父に近づいている感じがして、とても嬉しい。
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