あらすじ
如月学園高等部の生徒達9人（先生1人と妹含む）が、廃校となった天神小学校に、次元を越えて閉じ込められる。
30年前にこの小学校で起きた、児童4名の誘拐殺人事件。その被害者児童4名の幽霊、更にこの学校に呼び寄せられた、他の学校の生徒達（ほとんど既に死体）。
主人公、哲志達は無事元の世界に戻る事ができるのか！？
まあ、簡単に説明すると、そういう話。
※以下、盛大にネタバレ。注意！！！
頼り甲斐のあるイケメン、と思っていた他校の生徒、刻命（キザミと読みます。苗字です）。
コイツは、この学校での異状体験から精神がおかしくなったのではなく、子供の頃からおかしかった。ハムスター等、小動物を殺して楽しむような子供だったようだ。
しかし、こんな異常者にも親友がいる、という驚き。しかも、この黒崎という親友は、マトモな好青年っぽいのに…。黒崎よ、友人は、選んだ方がいいぞ。
どうでもいいけど、由香は絶対、もう漏らしてるだろ。
頭おかしいヤツ、と言えば。
死体の写真を嬉しそうに撮りまくっていた、森繁。
なぜコイツがそんな事をしていたのか。
単に死体愛好者なのかと思っていたら、どうやら他人の不幸な姿を見る事で、自分はコイツらよりまだマシだ、と安心していたようだ。
しかし森繁には、繭という大切な女の子がいて、その子を探していた。
内蔵ぶちまけた、ぐっしゃぐっしゃな死体写真を、満足そうに見て笑う森繁。
あのさー、キミ、繭にまだ会えてないんだろ？
繭もどこかで死体になってるかもしれない、この死体写真のどれかが繭かもしれない、という可能性を考えたりは
………って、思っていたら
えーーーーーーー！！！？？？
そんな中、ちょん切られた舌を集め、被害者の幽霊に返す事で幽霊に感謝された、あゆみと良樹。
なんと、無事現代に帰還させてもらえた！
あゆみに、想いを打ち明ける良樹。
あのー、何も幽霊の見ている前で告らなくても。
しかし、ここで児童4名を殺害した真犯人が、わかる。
今まで、犯人は天神小学校校長の息子だと思われていたが、実は………！！
まだあの世界に残っている哲志達に、犯人を知らせなきゃ！そして全員で、またこの現代に戻って来よう！と言うあゆみ。
せっかく助かったのに、またあの恐ろしい世界に、皆を助けに戻ると！？
正気の沙汰じゃないですね。
断る良樹。そりゃそうだ。それが正しい判断だと思うよ。
しかし、あゆみはまた、あの恐ろしい天神小学校に戻って行く。そんなあゆみを放っておけず、良樹もまた……。
バカだ、コイツら。