さて、この飯岡助五郎が三艘の高瀬舟で、笹川ノ繁蔵を襲撃する場面は、誰が何んと言おうと此の物語のクライマックス!
そして、この闘いで飯岡側は洲ノ崎ノ政吉を失い、笹川側は平手造酒を失う。映画や三波春夫先生の『大利根無情』でもお馴染みの名場面で御座います。
◇三波春夫『大利根無情』
◆平手の最期
◇本
https://ameblo.jp/mars9241/entry-12590792487.html
https://ameblo.jp/mars9241/entry-12590896986.html
https://ameblo.jp/mars9241/entry-12592043297.html
本の方には、妙心尼と平手造酒の淡い恋噺が有りますし、三波春夫先生の『大利根無情』の三番にも登場します。
しかし、愛山先生の『平手の最期』には、さして詳しく無いのは愛山先生らしく感じる編集、演出だと思います。