先日、名古屋にお住いのご老人とお話をしていた時に「さんまいさん」という言葉を耳にしました。私には聞きなれない言葉で意味が分かりませんでした。それで尋ねてみると「“さんまい”と言うのは、墓地とか火葬場のことです」と教えてもらいました。気になって調べたところ“さんまいさん”は名古屋以外でも使われていました。“三昧(さんまい)とは、”寂静“を意味する言葉で、墓地や火葬場は無常や寂静を感じ、その思いにふける場所であることからそのように呼ばれていることが分かりました。そのときご老人は自分が子どものころには、山間の村々では、さんまいさんで死体を焼いていたと話していました。今は各地に火葬場が出来て人が死ねば死体は火葬場で骨になるまで燃やされます。しかしご老人の住んでいた山間の村では、死体は村の若者がさんまいさんまで運んで、木々で囲って骨になるまでずっと燃やし続けていたというのです。そしてその際に子供は竹を切り取って杖のようにして地面を叩きながら火と死体を守ります。それは火が消えてしまってはいけないのと、燃やしている最中に死体が起き上がって歩き出したときに、竹の杖で叩いて火の中へ戻すためだと話していました。

 確かに私が子どもの頃に亡くなった田舎のお祖父ちゃんは、桶の中へ入れられました。そして村人が木を組んでその上に載せて、お神輿のように担いで浜辺まで運びました。砂浜にも木が高く組まれていて、お祖父ちゃんを入れた桶はそこに置かれました。やがて火がつけられて骨になるまでそこで燃やされていました。お祖父ちゃんの家は漁師町にありましたので、そのような風習だったのだと思います。他にも地方を中心に土葬の地域もありましたから、今のように“火葬場で死体を焼いて骨を骨壺にいれる”というのは、ここ4~50年前ぐらいの習慣です。それにしても“さんまいさん”で子供たちが火の番をしていたように、死体が歩き出すという言ことが本当にあるのでしょうか。

 結論から言えば、「死体が歩いた」という証言は世界各地で報告されています。たとえば1971年に岩手県雫石町の上空で全日空機と自衛隊機が空中衝突して、全日空機の乗客・乗員162名が死亡した航空機事故がありました。この事故では上空から人間が落下して地面に激突したのですから生きているわけはありません。救助隊員が現場に駆けつけて、バラバラになった数多くの遺体を発見しました。すぐに本部へ戻って仲間を連れて現場に戻ると、さっき確認した場所から離れた場所に移動している遺体が何体かあったのです。同じことは520名の死者を出した1985年の「日本航空123便墜落事故」でも報告されています。墜落現場は深い山の中ですから、墜落直後に山に入った救助隊員は手分けをして、墜落場所を探しました。そのとき見つけた遺体の何体かは、翌朝、明るくなってもう一度確認すると、死んでいたなのに移動しているのです。

 私の知り合いの登山家は仲間の経験を話してくれました。その人は仲間と二人で夏山の登山へ行きました。ベースキャンプから山頂を目指して二人で登攀(とうはん)していると、仲間が100m近くも滑落してしまい全身を打って命を落としました。その登山家はすぐにベースキャンプまで引き返して他の仲間を連れて滑落現場まで戻りました。しかし、死体があるはずの場所に死体はありません。周囲を探すとそこから100mも山を下った場所に遺体は倒れていました。そして地面には這いずったような跡が残されていました。その登山家は仲間が滑落した後、直ぐに駆け寄って仲間が死んだことを確認してベースキャンプへ引き返したのです。それなのに死体はそこから100mも這いずりながら移動したことになります。「生きて帰りたい」という執念が、死んだ肉体を動かしていたのです。

 

黒山三滝2

 

2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。

 

霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法

 

■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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