私は仕事柄、日本中のパワースポットも心霊スポットも何度も訪れています。今は、ネットでもAIでも「心霊スポット」と入力すれば、すぐにたくさんの情報が集められます。ただ、私が霊視のホームページを公開した2003年ごろは、まだネットから情報を収集する人は少数派で、口コミを中心に私が直接聞いた情報を頼りに、全国を巡りました。先日、心霊ファンで私のブログをいつも見ているという方から、「都内に住んでいるので地方へは行けませんが、“最恐の心霊スポット”はどこでしょうか」と質問されました。私の経験から3か所ほどすぐに頭に浮かびました。ただ、それ以外にも幽霊の目撃談や霊体験の多い場所は何か所かありますので、今回は都内の心霊スポットについてお伝えしたいと思います。
まず、“都内最恐の心霊スポット”と言うなら、「平将門の首塚」になることは間違いないと思います。それは「平将門」という人の人物像、死に方、死後の逸話、また、お墓である「首塚」で起きた数々の怪現象から、他にはない怪異の証拠が数多くあるからです。ちなみに「平将門」は、「崇徳天皇」「菅原道真」とともに”日本三大怨霊“と言われています。「平将門の首塚」は、東京都千代田区大手町1-2-1,東京メトロ「大手町駅」のC5出口を出てすぐの場所にあります。周囲は大きなビルが林立する都心のまさに中心部です。その中にあって”処刑された将門の首が飛んで来て落ちた“と言われているこの場所だけ、いつ行っても静けさが保たれた異空間になっています。
それではまず、「平将門」がどういう人物だったのか見ていきます。「平将門」は、延喜3年(903年)に関東の豪族の息子として生まれました。ただ、家柄はよく、第50代桓武天皇の血筋にあたり、平氏の姓を授けられた「高望王」の子で鎮守府将軍「平良将」の子になります。当時の「下総国」「常陸国」で起きた平氏一族の抗争は、やがて関東全域へ広がりました。その中で朝廷のやり方に不満を持っていた「平将門」は、国府を襲撃して、京都の「朱雀天皇」対抗しました。そして自らを「新皇」と称して、新しい天皇と名乗りを上げたのです。将門は東国を京都の朝廷から独立した“新しい国だ”と標榜しましたが、朝廷がそれを認めるわけはありません。すぐに「藤原秀郷」と「平貞盛」の率いる討伐軍と戦いになりました(平将門の乱)。そして940年2月14日、強風の吹き荒れた戦場で、風に乗って勢いよく飛んできた矢を額に受けて即死しました。享年38歳でした。
将門の死体はその場で埋葬されず、首だけが切り取られて、京へ送られました。朝廷は将門を”朝敵“として扱い、京で”晒し首”にしました。晒された首は、数か月経っても腐らずに、目を見開いたまま「笑った」とか「叫んだ」という怪異が記録に残っています。その後、首は京から東国へ飛び去り、現在の“大手町の将門の首塚”に落下したと言われたのです。また、将門の死体の胴体は、茨城県坂東市の延命院(胴塚)に埋葬されました。首はその後、「御首神社」や「築土神社」、「神田明神」や「国王神社」などに祀られましたが、このとき首と胴を分断したまま埋葬したことが、成仏できずに怨霊化したことの理由として語られています。このように死後も“国家反逆者”として厳しい扱いを受けたことが、後に数々の祟り(=不可思議な災害や疫病)と結び付けられて、“日本三大怨霊”と恐れられた要因となりました。
そして近年になってからも「将門の首塚」を撤去しようとした人たちには、数々の不幸が襲い掛かりました。まずは関東大震災(大正12年1923年)の復興事業で、都心の一等地にある「将門の首塚」は当然、撤去の対象になりました。しかし、撤去作業を行っている作業員の中で事故や病で不審な死を遂げた関係者が何人も出てきたのです。そのため撤去作業は中止にされたのです。その後も大蔵省の仮庁舎建設に伴って、また首塚の撤去作業が始まりましたが、この時も関係者が次々に不審な死に方をしたのです。さらに工事を進めさせた大蔵省の庁舎に落雷があって、建物が全焼しました。そしてついに工事は中止になったのです。さらに戦後はGHQ(連合国軍総司令部)が、都心の中心にあるこの首塚の撤去工事を始めました。しかし、不審な事故が相次いだために、GHQも祟りを怖れて、最終的に工事の中止を決定したのです。
日本中に心霊スポットと言われる場所はたくさんありますが、ここまで祟る理由も、祟りの足跡も数多く残されている場所はありません。普通に考えたらこのような危険な場所には絶対に近づかないでください。もし、「平将門」の強い祟りが、あなたに向けられたとしたら、一歩間違えたら命を落とす危険さえあるからです。(2)へ続く。
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■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方


