スウェーデンのバイオガイア社という会社の研究で、乳酸菌の一種である「ロイテリ菌」が虫歯の原因菌「ミュータンス菌」を減らす効果があることが発表されました。

ロイテリ菌はもともと人間の体内に存在する菌で、ロイテリンと呼ばれる抗生物質を作り出します。

この物質には、細菌・酵母・カビ・ウイルスなどの生育を抑制する働きがあるのだとか。

レンサ球菌という細菌の一種であるミュータンス菌にも効果があるようで、ロイテリ菌を14日間摂取し続ける実験では、口の中のミュータンス菌が開始時の20%にまで減少したという例もあるそうです。

日本でもロイテリ菌を含むヨーグルトやサプリメントが販売され始めているようですので、興味がある方は試してみては?

肌荒れと言えば体調不良や食生活の乱れ、睡眠不足などの原因が挙げられてきましたが、他にも虫歯がその原因の1つである可能性があるのだそうです。


虫歯は悪化するにつれ、歯ぐきに毒素を溜めこんでいくと言われています。

症状が軽いうちは血管リンパ管を通して体外に排出しているのですが、進行してくると歯茎に近い顔の皮膚から直接毒素を出そうとするのだとか。

その際に毛穴を傷つけたり、炎症をおこしたりしてニキビなどの肌荒れにつながっていくようです。

肌荒れが気になる方、生活習慣と共に口の中の健康も見直してみてはいかがでしょうか?

研究者の調査によると歯磨きをした後に汚れを落とすうがいの仕方を、多くの人が間違っているのだそうです。

水を口の中にたくさん含んですすぐ程度だったり、風邪予防のうがいのようにガラガラのどで音を立てるような方法は効果がないのだとか。

このようなうがいでは歯の表面の汚れはとれるものの、歯と歯の間の汚れは落ちないのだという調査結果がこの研究者から報告されています。

では、どうすればいいのかというと、この研究者は口の中を「右上・左上・右下・左下」と分けて、多すぎない適量の水を含み頬の力で強く歯にぶつけるつもりで行ったり来たりさせる方法を奨励しています。

確かにこの方法だと歯と歯の間にも強い水流が出来るので、汚れも取れやすそうです。

お試しあれ。

フランスの古くからのことわざに「イヌの舌は医者の舌」というものが、またラテン語にも「イヌの唾液は傷をいやす」という言葉があるのだとか。

実際にイヌの唾液中にはヒスタチンという抗細菌活性、抗菌活性の性質をもった物質が含まれていて、唾液が皮膚に触れると、細菌の増殖を抑制し感染から創傷を保護すると言われている、一酸化窒素を発生させるのだそうです。

しかし、気を付けなければいけないのは唾液の中の細菌。アレルギーの原因になったり、皮膚症状や呼吸器症状を引き起こすこともあるそうです。
飼い主さんなら経験があるイヌからの
愛情表現といえば、しつこい顔なめではないでしょうか?

少し気を付けた方が良いかもしれませんね。

イヌは人間よりもむし歯ができにくいと言われています。

細菌により酸が生み出されて歯のエナメル質を溶かすのがむし歯。

普段はアルカリ性の唾液が口の中を中和することで、均衡を保っています。

イヌの唾液は人間のものよりもアルカリ性が高いことから、むし歯になりにくいというわけです。

そのかわりアルカリ性の高い唾液は石灰化しやすく歯垢や歯石が付きやすい性質があります。

ですから予防の歯磨きはしっかり行ってあげましょう。