前回(8月26日)、立体栽培をしていたカボチャが、
梅雨明け後、思ったほど復活してこなかったので見切りをつけて撤収しました。
まだ猛暑ですが、この暑さが治まったら秋冬野菜を栽培しようと、
カボチャを撤収した翌日、この場所をマロ夫が耕していたら、
残っていたカボチャの根がネコブセンチュウ(根こぶ線虫)にやられてボコボコでした
写真を撮り忘れたのですが、
4年前にこの場所で栽培したトウガン(冬瓜)で発生した時のこの写真とほぼ同じでした。
猛暑とはいえ、普通だったら2~3週間でカボチャの葉がもっと茂ってくるのに
イマイチ生育がおかしいなと思っていたら、ネコブセンチュウにやられていたのでした。
センチュウ(線虫)とは無色透明の1ミリ弱の肉眼では見えない線のような虫。
栽培管理に問題がないのに生育が悪いと感じた時はセンチュウの被害を疑う必要があるそうで、
根に小さいコブが無数についている時はネコブセンチュウ(根こぶ線虫)、
細根が無くなっている時はネグサレセンチュウ(根腐れ線虫)の被害が考えられるようです。
いろんな野菜に被害が出るけど、特にナス科やウリ科で被害が大きいそうです。
ちなみに、ちょっと似てるけど落花生などのマメ科に出来るコブのような粒粒は、
根粒菌(こんりゅうきん)で、イイヤツです(笑
マメ類の根から栄養をもらう代わりに、
空気中の窒素を固定してマメ類に与えて共生しているだけ。
これは3年前に収穫した落花生に出来てた根粒菌の写真です。
話は戻って、
今回カボチャの生育がイマイチだと思ったらネコブセンチュウにやられていたことが判明しました。
このままではこの場所で何を育てても期待薄なので、対策を取ることに。
センチュウ対策に有効なマリーゴールドを植えるというのもいいのですが、
いつまでも続くこの猛暑を逆手にとって、まずは土壌熱消毒をすることにしました。
センチュウ以外の病原菌や害虫の卵なども退治出来るしね!
いろんな資料を読んでみると(抜粋)
太陽熱土壌消毒法の研究によると、
ネコブセンチュウの死滅温度は、40℃で24時間、45℃で4時間必要であり、
他に青枯病原菌の死滅温度は 40℃で10日、50℃で5日との結果も出ている。
陽熱処理後、50cm深までの採取土において、ネコブセンチュウは検出されなかった。
と書かれてあるのを見つけました(→資料PDFファイル)
そしてやり方として、しっかり潅水した後ビニールを被せて土壌の温度を上げるだけとのこと。
以前私たちがやった時(→こちら)は、米ぬかや石灰も入れたのですが、
水だけでも十分効果があるということなので、水だけでやることに。
そしてやるならこの猛暑が続いてるうちに、1日でも早くやろう!!(^^)/
ということで、昨日、思い立った真っ昼間に畑へ。
まずは、すでにかなり深く耕してあった区画に、
水を奥までノズルで打ち込むように入れたのち、ジャバジャバと水をたっぷり掛けました。
これはノズルで水を奥まで打ち込んでる動画です。
そしてダイソーで買ってきた透明の「穴なしマルチシート」を被せて
シート押え金具で押さえました。すぐビニールは曇りました。
完成!!
36度ぐらいの猛暑の中で作業したのであっという間に死にそうになって撤収!
あとは太陽任せ!
嫌というほどの暑さ(熱さ)を使うのだ!
猛暑もちょっとは役に立て!!
翌日(今日)、どのぐらい温度が上がってるのか測ってきました。
確かダイソーで買った、天ぷらの温度も測れるデジタル温度計を土にぶっ挿す!
測定時の日陰の気温36度 土の中の温度は、
53.4度、ヨシ!
この写真はちょっと斜めに挿した地表付近の温度ですが、
垂直にぶっ挿した温度も50度以上ありました。
45度で4時間続けばネコブセンチュウは死滅するということだから、
もうやっつけたかもしれん。ふふふ、センチュウめ!!
とりあえず、2週間以上はこのままにしておこうと思ってます。
もしご参考になる方がいらっしゃるかもと思い、早めに記事にしてみました。
効果がありますように!
プランター栽培の方も土を広げて消毒するといいね。
ゴミ袋に濡らした土を入れて封をして熱消毒する方法もあるね。
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詳しい記事は→こちら
しっかり耕してから掛けるのがコツだよ。
長期的には腐葉土などを漉き込むのがいいね。