紅炎 | ねぇ、マロン!

ねぇ、マロン!

おーい、天国にいる愛犬マロン!聞いてよ。
今日、こんなことがあったよ。
今も、うつ病と闘っているから見守ってね。
私がどんな人生を送ったか、伊知郎、紀理子、優理子が、いつか見てくれる良いな。

曽田歩美様に頼んでマロンの絵を描いていただきました。

紅炎(プロミネンス)

プロミネンスの高さは平均数万kmで,ときに10万kmに達するものもある。

 

温度は約6000度で太陽の表面より暗く,太陽のふちの外側では明るく見えるが,太陽面上ではダークフィラメントとして見える。

 

 

太陽の中心部は,1500万度というとほうもない高温度になっており,しかも,高圧高密度の領域である。

 

このため,主成分である水素ガスは激しい熱運動を行ない,陽子は互いにぶつかりあって,重水素などをへて,ヘリウムに変わる。

 

この水素がヘリウムに変わる一連の核反応の過程で生じる原子力エネルギーが,太陽のあの莫大な光と熱の源になっているわけである。

 

太陽の年齢は,現在約50億歳と考えられている。

 

この間,1秒間に3.8×10( 50)エルグという膨大なエネルギーを空間にまき散らしつづけてきたとすると,その総エネルギー量は,じつに6×10郭エルグにもなる。

 

地球が受けとめた太陽エネルギーは,そのうちのわずか22億分の1で,大部分は宇宙空間へむなしく消えさってしまったことになる。

 

もちろん,これからも太陽は変わることなくエネルギーの放出をつづけ,毎秒400万トンの質量が失われつづけるが,その消費量をもってしても,あと50億年はたっぷり輝きつづける余力をもっているのだからすごい。