銀河M83 | ねぇ、マロン!

ねぇ、マロン!

おーい、天国にいる愛犬マロン!聞いてよ。
今日、こんなことがあったよ。
今も、うつ病と闘っているから見守ってね。
私がどんな人生を送ったか、伊知郎、紀理子、優理子が、いつか見てくれる良いな。

曽田歩美様に頼んでマロンの絵を描いていただきました。

銀河M83

8.2等の明るさは銀河としては明るいほうで,見かけの大きさもIl′×10′と大きい。双眼鏡でも見えるが,南に低いので透明度のよい日に見たい天体。

 

 

うみへび座のしっぽに近いケンタウルス座との境界付近にある,明るく大型の渦巻銀河。

 

距離は1300光年。

 

ケンタウルス座の電波銀河Aとして有名なNGC5128銀河群に所属するもので,毎秒320kmのスピードでわれわれから遠ざかっている。

 

ほとんど真上の方向からながめているため,中心のオレンジがかった種族Ⅱの古い星ぼしの集まりと,青味がかった腕の部分の若い種族Ⅰの星ぼしからなる渦巻状の円盤構造が,たいへんわかりよい。

 

腕にそって,若い明るい星に照らしだされた赤い散光星雲が点々とつらなって見え,新しい星が,分子雲の中からつぎつぎと生まれ出ているのがわかる。

 

銀河系内では,30年から50年に1度のわりで超新星の爆発が起きていると考えられているが,M83の腕の部分では,超新星の出現はもっとひんぱんで,10年から15年ごとに1度のわりで現われている。

 

実際,8cmの小望遠鏡で,光度11等の超新星がM83の中に輝いているのを,アマチュア天文家が眼視的に発見したこともある。