“I like to SWALLOW”
と言っていた香港の青年がいた。25、6歳。かなりのフケ専だ。
目的語がないのに意味がすぐわかるのは面白い。
何を飲み込みたいの?と聞く人はいないだろう。
異性愛者でもわかるのだろうか、というと、まあ、どうでもよい。
あの人たちとは世界観、価値観が違いすぎる。
それはともかく、彼とはナイモン経由で会い、スパ銭で対面。2019年1月2日か3日。
先に食事したいというので、そばかなんか食べていると、足に足を乗せてくる。
(こいつはかなりの悪人だ)と警戒した。
あまりに貧根で萎えたが、いきなり私の背中を洗い出した。
(こいつはヤバい)とさらに警戒した。
タオルを腕に巻き付けて洗うのがなんとなく素人っぽくなかった。
貧根をカヴァーするすべは心得ているようで、何人もの富裕層のおじさんと交際しているようだった。
そのうち
“Can I suck your dick?”
などと言ってきた。まだスパ銭の中である。迷惑行為で通報されるだろう。
当時はまだその2、3年後に前彼となる男がいたので、断ったところ
“Why are you so strict with yourself?”
などと真顔で言われた。
30歳年下の青年に説教されたのである。
香港も中国本土と同じく危険な場所となり、行かれなくなっている。
今どこで何をしているのだろうか。
鄭という姓だった気がする。香港大学法学部卒のエリートだった。いつか日本でカフェを開きたいとも。
そのころは、なぜか香港人に絡まれることが多かった。
台湾にいても
(你是)香港人嗎?
なんてレストランのおばさんに言われたことがある。
一度行っておきたかった。





