もう一花咲かせたい、と思ったが、一度も花を咲かせたことがなかったことに気づく。
悔しいのお、である。
多くの人は一花も咲かせたことなく死んでゆくと思うのだが、子どもや配偶者がいたりして心理的に助かっている、目をそらすことができている(たぶん)。
ゲイの場合、自分しかいない。自分を見つめざるをえないのだが、これは青春期からのことで、慣れてはいる。
茶道のことはよく知らないが、飯を食って、最後の抹茶がクライマックスらしい。
茶を飲むために食事をするようなものだ(たぶん)。
晩年が一番大切だという人は多い。
晩年が不幸だと一生不幸だ、と。そうだろうか。
青年期、中年期に大活躍し、晩年にしくじった人はどうなのか。
活躍した頃の記憶、思い出はあるはず。
それが、晩年の失敗、病気でチャラになってしまうものでもないだろう(たぶん)。
最後に、美味しい茶を味わうことはできるだろうか。
おいしく茶を飲むためには、その前に食事をしていなければいけない、というものでもなかろう。
空きっ腹で抹茶を飲んだら、カフェインが胃を直撃で、体調を崩すかもしれないが。
ゲイの人たちの心の整理の仕方を知りたいところである。




