εν οίνω άλήθεια
酒の中に真実がある
と言うギリシャのことわざ。
酒を飲むと、人は本当のこと、本音を話すものだ、ということ。
エン・オイノー、アレーテイア、と読む。
オイノーと聞くと、この音に似た苗字の女子を思い出してしまう(旧姓はなんだっただろうか)。
大学時代のクラスメートだった。三年か四年のとき、かなり偉い人の令嬢だと知った。
わたしをデートに誘ってきた唯一の女性である(その時はデートとは気づかなかった)。
新宿の紀伊國屋書店に、授業で指定されたアメリカの本をいっしょに買いに行かない?と言われ、ついていった。
そのあと、アイスクリーム食べない?といわれ、なんとなく(精神的に)気持ち悪くなり、いらない、じゃあまた、と帰ってしまった。
いくらゲイとはいえひどい扱いだ。たぶん彼女は傷ついただろう。私がゲイ活動をするのはこの17年後だ。
そのあと、派手で変な大阪人のクラスメートと付き合っていた。
卒業間近、研君ってシャイだから、将来、結婚とかどうするのかしら、などと言われた。
作り笑いしか返す言葉はなかった。
ここまで書いてきても旧姓が思い出せない。
なぜか、昔から、一部の変わった女子が私を憐れんだり、気にかけてくれる。
幼稚園からそうだ。今もときどきある。
普通の女子ではなく、ちょっと変わった女子/女性。
やけに親切にしてくれる。
ありがたい。
よくわからないが、たぶん、私はなんとなく情けなく見えるのだと思う。



