還暦を越えて人生を振り返ることが増えた。
全体像が見えてしまったというべきか。
歌謡曲の「こんなもんなの?」 “Is that All that Is?” のようだ。由紀さおりが歌っている。
塞翁失馬、人間万事塞翁が馬の故事もよくわかるようになっている。
たしかに、なにがどうなるかわからない。
とはいうものの、かなり予測はつくことの方が多いのではないか。
古代中国のように、気象衛星も医学もない時代なら、なにが起こるか予測不能だ。
そういうときは、霊能力者、預言者に頼るしかない。
日本の陰陽師とかも卜占をやっていたはず。
それはともかく、若いころは夢があり、だんだんかなわないとわかる夢が増えて、固まってしまう(=先が見えてしまう)というのが人生だろう。
50後半くらいから、なんとなくわかってきてしまう。
思い描いたことの1%、10%、どれくらい達成すれば満足なのか。
成功したと言えるかどうか、なんていう外の基準は関係がなく、余計なお世話。
地位も名声も富も得て、晩年1、2年で社会的にしくじったり、寝たきりになって動けない人はどうするのか。
晩年が一番大切だと医師が書いていた。
しかし、コントロールできることばかりではない。
戦争とか災害はどうしようもないではないか。
暴飲暴食しないとか、深酒しないとかは普通のゲイにもできるかもしれない。
しかし、教育の不備、不作為のせいで、ゲイへのストレスはまだ大きく、なにかで発散する必要はある。
まだまだ、死ぬまでにどんな楽しいことがあるかわからない、と思いたいのではあるが。



