養老孟司先生のブームはとっくに去っているのだろうが、いまさら彼の本をすべて読みつつある。
『唯脳論』は数年前、途中で諦めて売り払ったはず。
昨日から彼の母親が書いた自伝を読んでいるが、これがすごい女性である。
メス感をヌメヌメ全面に出すタイプで驚いた。あの養老孟司の母が、ですよ。
エディット・ピアフのような感じもする。恋に突っ走る感じ。
高輪の豪邸、使用人、弁護士の夫も捨てて、婚約者のいる10歳年下のイケメンと結婚に持ち込んでしまう。
なんと、その息子が養老孟司。
ということは、養老孟司という天才を出すために、神ないし宇宙がこの女性にダブル不倫をさせたとも言える。
美輪明宏が、ピアフのことを「女ホモ」と呼んでいた。
妙な表現だが、損得勘定なく恋に走ってしまう女のことである。
ふつうの女は結婚相手の地位財産に関心がある。
だから、「女ホモ」とは、地位財産名誉と関係なく恋するゲイの女版ということらしい。
ゲイは容姿がすべてだろう。
ただし、ステイタス専や金専のゲイは除外しなくてはならない。彼らはゲイといっても、伝統的な女に近い。
女が結婚相手の地位財産にこだわるのは、社会の構造上、そうせざるを得ないようになっていたからだろう。
結婚相手で一生が決まってしまう。
私が小学生のころ、お母さんが働いている子などクラスに1人か、2人。
女医を除いて、女性が働いているのは家が貧乏だからだった。
養老孟司の母は女医だ。
いまは変わっているだろう。だから、損得を考えないゲイのような女性が増えていくはずである。




