旧約聖書の「創世記」38:9 が、「オナニズム」という語の起源であるのは有名である(なぜか中国語話者は「オナニ」と書いてくる)。
しかし、これは、読んでみるとわかるが、膣外射精である。「イズム」で終わるとなんとか主義みたいだが、イタリア語では、「うがい」のことを ガルガリズモ gargarismo というのである。
主人公は、Onan という名前の男なのだが、当時ポピュラーな名前なのかどうかは知らない(関係ないが、イエースース、イエスというのはあの辺りではありふれた名前だった)。
四年のゼミナールで、なぜかこの話題になって、語源は、Onan の膣外射精だと言ったら、誰も知っているものがおらず、みんな驚愕している。えっ、そうなんですか?と。それでは、オナニーとはどういう意味だと思っていたのだろうか。
東大文科一類に5点差で落ちたという秀才は、2年間で一番驚いた情報です、と、言った。
意外と抜け落ちている知識というものはあるものだ。