ゲイカップルの子どもについて | 研のゲイ術的生活

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英国の『エコノミスト』誌によると、思春期以前の児童しか愛せない「小児性愛者 pedophiles 」には、今も「治療」が行われることがある、という。

50年後には、いまのゲイと同じ扱いになるだろうか。WHO が、同性愛者は病気ではないと宣言したのはいつだっただろうか。

しかし、小児性愛は対処が難しい。それに同性愛が加わるとなおさらである。

そのあたりのことを、元『薔薇族』編集長の伊藤文學氏が美輪明宏先生に対談で聞いたところ、「猫にかつおぶしはダメです」と仰っていた。小児性愛の人は学校の先生になるべきではない、というご意見。正論だ。しかし、伊藤文學氏によると、『薔薇族』の読者で一番多かったのが教師だったそうだ。

話は逸れたが、同性婚に反対する人の中には、同性婚が、親と結婚、子どもと結婚、ペットと結婚することに発展したらどうするんだ?と無茶なこと言う人もいる。

マイケル・サンデル教授の「白熱教室」で、同性婚を議論する回を見直していたら、(マスターベーションは)「自分と結婚」することなのではないかなどという意見まであった。

いつものように、なにが言いたいのかよくわからなくなってきた。

昔、外国人を集めて日本事情を論じる番組があった。あるとき、(素人の?)ゲイを集めた回があり、中国人の女が、この人たち、病気というのは失礼だと思うんですよね、病気ではなくて「変態」です「変態」、と言ったので、場が白けたことを思い出す。

その番組で、アジア系の保守的な人が激しく同性婚について語る:朝起きたら、ベッドで、子どもが、左にはお父さん、右にもお父さん、どうするんですか??

これもいちおう正論だろう。私もさすがに子供は父母が育てるのがいいと思わざるを得ない。アメリカではゲイカップルの子どもの方が成績がいいとか、いろいろなポジティブな結果もあるようだが、メンタル面が心配である。

タイのゲイ映画(Father and Son)で、主人公の男子が、ホモの息子!といじめ抜かれる場面が出て来て、やはりゲイカップルの子どもは茨の道だと思った。

子供を持つことが、ゲイカップルのエゴでないと証明するのはなかなか大変である。子供のことを第一に考えるならどうすべきなのか。

現代の先進国では、ゲイ本人の場合、親のことは考えなくて良いだろう。本人第一である。戦前なら、あるいは、後進国では、いまも、親第一で、偽装結婚しなくてはならない。

子供を第一に考えてもゲイカップルが子供を持つべきだという時代は来るだろうか。

私的には、ゲイというのは、スピリチュアル的に言うと、実子を持たない選択をして生まれてきていると思う。

愛情は、実子でなく、別の人や物へ注がれる宿命になっているのではないか。より次元の高い愛である。自分の子供を愛するのは当たり前だが(愛せない人さえいる)、それ以外を愛するのは、修道士とか修道女の愛に近い気がする。

欧米では宿命とさえ戦う人がいる。諦めないで、無茶なことをするのだ。それが、ゲイカップルの子どもではないのだろうか。