最近、母がペースメーカーの置換手術を受けたが、私が病室(個室)の椅子に座っていると、母はベッドに座り視線を床に落としている。
何か考えているようだが、何考えてるんです?などとは聞けない。悲しそうなわけでもなく、呆然でもない。
しかし沈思黙考という感じ。
何も考えていなかったのかも知れない。
母は、子どものとき、リウマチ熱にかかったらしく、そのせいで、心臓弁膜症になり、私を産んでそれが発覚した(出産まで気づかないことがあるらしい)。
私を愛媛県の実家へ預け、東大病院で手術をしたらしい。そのあたりはまったく覚えていない。
父は会社で献血を募ってくれたと母が言っていた。今はたぶん技術の進歩であまり出血しないだろうが、40数年前は、伊藤文學氏のブログを読むと、弁膜症で死ぬ人は多かったと思う。
手術は成功したらしいのだが、その時、外科医が指で広げた弁が元に戻ったのかなんだかわからないが、再発し、15年前、昭和医大で再び手術をした。その直後、別の病院でペースメーカーをつけた。
いま母は74だが、アメリカ製の金属製人工弁のおかげで、元気である。とはいうものの、カムアウトなどして、これ以上彼女の人生に負荷をかけるわけにはにいかない。
風邪ひとつひかなかった父が(肺がんで)母より先に死ぬとはまったく予想もしていなかった。
父は生前、私がゲイだと知っていた、とミーディアムに言われて驚いたことがある。母も知っているか、少なくとも感づいているかも知れない。
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