「全身一体型レオタード」の作り方② | レオタードのつくりかた

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3.土台を縫う つづき

 

さて、前回は待ち針でとめるところまで書きました。続いてミシンがけです。ミシン針は、#9薄生地用を使用します。上糸はレジロン、下糸はウーリーというどちらも伸縮性のある糸をつかいます。両方レジロンでも良いのですが、切れやすいという結果がありました。ウーリーは柔らかくなじむ性質があるのでレオタードには向いています。アイロンの熱に弱いようですが、レオタードにアイロンはまずかけないので大丈夫です。

※ウーリーは肌色カラー103番だけあれば良いです。レジロンは、生地の色に合わせて揃えてください。肌色はカラー91番が良いです。濃い肌色でも明るい肌色でもだいたい合います。

↑こちらが、#9薄生地用のミシン針です。

↑糸調整は、ジグザグも直線も3mm幅くらいが良いです。

↑縫い始めも、終わりにも、トレーシングペーパーを下に挟んでおくと良いです。薄い生地なので、返し縫をする際に生地がくしゃっとよってしまうのを防げます(*^^)v

↑キレイに縫えました。あとは、びりッと破けば良いです。

↑白の〇の部分のように、先端を縫う時のコツです。

↑先端まできたら、右側に針を落としたまま、くるっと生地を回せばキレイに縫えます。

↑前身頃のここのパンツのラインは二重縫いをしておいてください。のちほど、この部分の肌色パワーネットの裏地は切ってしまいます。念のため、二重縫いが安心です。

4.スカートの裁断・縫い付け

次にスカートを裁断します。こちらも、土台の裁断と同様に、型紙の線を濃くすることから始めます。

↑パワーネットを上に重ねれば、カットする線が透けて見えます。生地を型紙ごときってしまうのが簡単な方法だと私は思います。

↑今回は色を変えて2枚重ねのスカートにするので、計4枚を裁断します。

↑今回は、左右の脇部分どちらも肌色パワーネットを見せるデザインなので、この段階で前後ともスカートの縫製を完結できますが、スカートが一周している場合や、どちらかがつながっている場合は、

身頃を縫い合わせてからスカートを縫い合わせると良いです。

↑前後とも縫い終わりました。そうしましたら、ここで裏返してパンツの裏地をカットしていきます。

↑身頃を縫い合わせる前に裏地をカット

↑写真では、先に身頃を合わせてしまい、しかも模様までつけてしまった段階ですが(>_<)

そうです、カットのし忘れです(^^;)少々いびつですが、まあ、これでも大丈夫ですが、スカートを縫い合わせてすぐにカットするほうがキレイです。

↑前後ともスカートをつけたあとに、カットしてください。ここを、どうしてカットするかというと、パンツのゴム入れの部分を縫い合わせる際に、生地が重なりすぎて縫いづらいからです。裏地+パワーネット+トリコットの3枚分になります。しかも、股の部分は前後の6枚分になってしまいます。着るご本人もゴワゴワしすぎて気持ちが悪いでしょう(>_<)それと、どうしてスカートを付けたあとがよいかというと、スカートの縫いつけた部分より上の裏地はカットしないほうが安心なので、スカートを縫いつけたあたりからカットするのがちょうどいいです。

5.模様の裁断・縫い付け

今回のデザインは、ウエスト部分と背中に少しだけシルバー生地でアクセントをつけています。今回は、前から後ろへ続いている模様がありますので、まずは別のトレーシングペーパーに、模様を写し取る作業をします。

↑まず、前後とも番号をつけます。そうしないと、途中でどこまで写し取ったのか分からなくなりイライラします。模様が後身頃へ続いている部分は、同じ番号にしておきます。

※③番で解説をします。

↑別のトレーシングペーパーに、前身頃の3番を縫い代の部分まで書き写します。

※実線ごうし→実線どうし

↑前身頃の③番を、後身頃の③番に重ね合わせる。この時に注意することは、縫い代は無視をして実線どうしをつなげることです(*^^)vこれを、繰り返すだけです。

※シルバーの生地の裏

↑写し取ったら、生地に転写させてカットしていきます。今回は生地裏が白かったので、そのまま鉛筆のあとを転写させました。

↑トレーシングペーパーを重ねて、位置を確認しながら、貼り付けると良いです。この時も、手芸用スティックグルーを使うと楽に作業が進みます。

↑スカートにかかる模様は、これくらいならスカートごと縫い付けてしまって良いですが、これ以上に広範囲になる場合は、スカートを身頃に付ける前にスカートのみに縫い付けた方が良いでしょう。

スカートの待ち針は、縫っている間に生地がたわんだりしないためです。こうしておくとキレイに模様を縫うことができます。

↑前後身頃を縫い合わせる前に、この模様まで縫ってしまわないように、内側に待ち針でとめておきます。前後身頃を縫い合わせてから模様をつけては?と思いのそこのあなた(笑)それでも良いです。ただ、縫い合わせると型紙どおりの位置に模様をおくのが難しくなります。そう、私は型紙通りにならないと許せないタイプ(笑)前身頃できっちり場所を作っておけば、あとは後ろ側だけなので苦労が軽減されます(*^^)v良い方法を選んでください。

↑待ち針でとめて、肩、両脇を塗っていきます。3ミリ幅で良いです。パワーネットの部分は少し手前に引きながら縫うとキレイに縫えます。よってくるときは、一度ミシンの押さえを上げて、整えてから縫うと良いです。

↑ロックミシンがあるかたは端処理をしてください。ないかたは、二重縫いをしておくと安心です。

股の部分はあとから縫います。なぜかというと、このあと装飾に入りますが。ストーンなどを縫い付ける際に、裏側で玉止めをする作業が何回もあります。その時にここが開いていると作業がラクになります。いや、どうしても先に縫ってしまいたい!!と思われる方は、縫ってしまっても大丈夫です(^^)

↑模様の続きを縫います。この時に、裏側の縫い代を倒す方向に気をつけてください。後身頃側に倒すと良いです。

↑左右どちらも縫い終わりました。

次回は、バイアスを縫います(*^^)v

 

 

 

 

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もうすぐ夏休みも終わりますね。(我が地域では8月26日が始業式です)宿題終わったの?なんて言っていた頃が懐かしいくらい、我が家の子育ても終わりに近づいています(末っ子JK2)手はかからなくなるが、マネーがかかりだすお年頃。数日前に、部活仲間とプールに行きたいと、水着を買いにあちこち回り、いざ計画の日。どっぷり雨で休園(屋外プール)あの1日を返してほしいわ(T_T)今後その水着は出番があるのか?来年はそれどころでないでしょうに。長女も今年から進学のため県外へ。次女もその可能性は少なくない。そろそろ、仕事を始めようと母は就活を開始。いまは、求人もアプリでする時代なのですね。ドキドキしながら、応募ボタンをポチリ。すぐ電話があり、決まりました。便利な世の中~。いやいや、それより夏休み中にやりたいことがいっぱい。母の宿題が、終わらないのであった・・・。