コミュニケーションの教育が難しい | ずぼら人間もち子の育児日記

ずぼら人間もち子の育児日記

アラサー育休中ずぼら人間もち子の2歳0歳兄弟の育児日記です。



2歳長男。



典型的な内弁慶。
家の中ではウルトラやんちゃマンだが外では私からあまり離れられず、おとなしめ。



元の気質なのかもしれないが、自宅保育(&母の友達が少ないせい)で同年代の子との関わりが少ないのも影響しているような気がする。



長男1人の頃は積極的に地域の赤ちゃんの集まりに顔を出していたのだが、
次男出産で一気に足が重くなったうえに
1歳すぎると保育園に行く子が多く、
なかなか近い月齢の子と絡む機会が少ない。



そんな中、数少ない私の友人の子どもと遊ぶ機会があり、月齢も近いためとてもいい機会になった。



友人の子は圧倒的コミュ力強者。


会ってすぐにハグ、
その後もゲラゲラ笑いながら長男をずっと追いかけ回してくれた。



長男も最初はビビっていたものの、
後半は同じようにゲラゲラ笑って逃げたり追いかけたり抱きついたり、楽しそうにしていた。



あーよかったなぁ、やっぱり子どもは子ども同士で遊ぶのが楽しいよね照れ
なんて微笑ましく思っていた次の日。



いつも行く近所の公園に、たまに顔を合わせる女の子がいた。
同級生だが半年ほど女の子の方がお姉さん。
言葉が拙い長男に比べて、しっかり意思表示ができる子である。



その子を見つけた長男。
昨日の興奮が冷めやらないのか、
見つけた瞬間世界陸上もびっくりのスタートダッシュで駆け出した。



運動不足のアラサーはもちろん追いつけず、
追いついた頃には戸惑いながら逃げる女の子と、
それをゲラゲラ笑いながら追いかける長男がいた。



女の子とお母さんに謝りつつ長男を止めようとしたが、
お母さんは優しく
「いいんですよー!なかなか近い月齢の子と遊べないから、遊んでくれて嬉しいですニコニコ
と言ってくださったので、少し様子を見た。



しかし、数分で私は気付いた。




これ、あかんやつ。真顔



女の子の表情がどんどん強張り、
逃げ方も必死になっている。
遊具を駆使してなんとか長男を撒こうとしている。

それに気付かない長男、追いかける難易度が上がったことにさらなる興奮を覚え、ハアハアヒイヒイいいながらニヤニヤした顔で追い回す。




完全なる変質者と被害者の構図真顔




女の子のお母さんもだんだん苦笑いになってきていて、もうこれはやめさせよう、と思ったその時、



「やめて!こないでえーん!!!」


女の子サイドから明確な拒絶表明があった。




だよね!!
ごめん!!!!


そう言われてもよく理解できていないのか、
「嫌よ嫌よもなんとやらだろぉ〜?」
とぬかす昭和のセクハラオヤジみたいなテンションで追いかけるのをやめない長男。




おい、令和生まれ!
モラルしっかり!!
君の時代は私の時代よりさらにそのへんハードなはずだぞ!!ポーン


女の子とお母さんに平謝りしながら、
暴れる長男をマグロ漁師のように抱えて帰宅した。




帰宅してから私は考えた。

コミュニケーションの教育って難しい。


普段引っ込み思案な長男が、積極的なお友達と関わったことで遊ぶ楽しさを知ってくれて嬉しかった。
他のお友達とも楽しく遊びたいと思ってくれたことも長男の成長として私は喜びたい。


だけど、その積極性を喜ばない子ももちろんたくさんいる。
悪気の有無に関わらず、他者に嫌な思いをさせてはいけない。
その分別をどう説明してあげたらいいのだろう。


「ちょっと追いかけてみて、なんかあんま喜んでない?てか嫌がってる?って感じの顔してたら一旦引いてみよ!その後は、向こうから誘ってくれたら負けじとグイッといっとこ!来なかったらもう脈なしだから別の子いっとこ!」
という男女の駆け引き的なテクニックが2歳児に伝わるわけもなく。



私に抱えられて帰ってきた時の長男はどこか寂しそうで、親としてうまく伝えられないことを少し申し訳ない気持ちになった。



それから数日考えたが、もちろんなんも思いつかなかったので、



集団生活始めたらなんかまぁなんとなく身につくっしょウインク


と片付けさせてもらっている。



とりあえず他の子に嫌な気持ちを抱かせるのだけはアウトなので、そこは抑止しつつ、なるべく長男の要求は親の私がケアしてあげたい。




そんな思いで、
今日は公園で約1時間半2人で全力の追いかけっこをしてました。
運動不足のアラサーがサッカーのハーフタイム分駆け回るともういろんなところが痛いです。



そんな長男も来月からプレ幼稚園。


このダメ親が教えてあげられないいろんなことを、
たくさん学んできてくれるとありがたい限りである。