NICUの担当の先生から、今の赤ちゃんの状況について説明があります、と隣室へ。
先生と挨拶をすると、現在の赤ちゃんの様子についての用紙を渡された。
そこに先生は絵を書きながら、ずっと話している。その時の私には何も内容が頭の中に入ってこなかった。
主人が頷きながら聞いている。
私は車椅子の上でただ先生の絵を見ていた。
そこに書かれていたのは、「臍帯潰瘍からの出血」
え?
滅多に起きないことなんじゃなかったの?
なんで起きたの?
何が原因だったの?
私が何かしたせい・・・?
頭が真っ白になったが、
先生は、出産の状況から臍帯潰瘍が起きたと考えられると言った。
そのためにショック状態で産まれている、と。
血尿であり、尿が生産されていない。
つまり、腎臓が機能できていない。
まずは、おしっこが出ないと手術までいけないかもしれない。
そして、
「赤ちゃんが助からない可能性があります。」
この言葉を聞いて、自分の気持ちが追い付いてないのに、涙が流れていった。
大泣きしたくてもできないくらいに、ショックを受け、ただ黙って涙が流れ落ちるのを感じた。
しばらくして初めて自分が口を開いたのが、
「助からない可能性は何割くらいですか。どれくらいの確率なんですか。」
と言ったのを覚えている。
それに対し、先生は
「助からない可能性が4割あります。」
と答えた。
我々がやれることは全てサポートします、と言ってくれた。
赤ちゃんの生命力を信じましょう、と・・・。
この話を聞いた後、赤ちゃんのもとに戻るのは辛かった。
私が、どんな顔をして、母親面して、赤ちゃんに何をしてあげられて、何を話しかけられるというのだろう。
私の帝王切開の手術なんて、傷跡なんてほんの一瞬のこと。自分が偉そうに車椅子に乗っていることにも腹が立つ。
赤ちゃんは・・・生きられるか分からない。今も苦しみながら管につながれている。
先生からの説明が終わり、隣室を出た。