二元対立の最終局面 2 (改定版) | まーりんのまりんエッセンス

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魂・心・体に響き渡る、これから先の時代のエッセンス
「海のエッセンス」「月のエッセンス」の物語


先の記事で、わたしの友人の事例をお話しさせてもらいました。
その続編です。

先の話は、表面上の人間関係の対立、二元対立にフォーカスして書いています。
しかし、彼女が休職に至るまで自分を壊すことなった理由は、それ以上のものです。


彼女は、前世のひとつで、スペイン貴族の女性でした。家が没落すると、金持ちの・・・
金しか持ってない・・・男のお妾さんになりました。その当時、「えっ~!あの方が、○○
に身売りしたの?」「なんで○○のとこに?」とそれは大きな話題になった模様。
その男は、彼女を名前ではなく、口笛で呼びつけました。彼女は、歯を食いしばって屈辱に
耐えて生きていました。

(彼女は、この数年、口笛を聴くとムラムラっと暴力的な怒りが湧くと言って困っていました。
口笛を吹いた人を、追いかけていって、なぐりつけたくなるって

・・・

その男が、現在は、彼女が在籍する会社の経営者なのです。

この人は、彼女が入社した当時から特別に目をかけ、資格取得の勉強をしていると明かした
ときには
「資格取ったら、どうするの?辞めるつもり?」
「自分をとるか、独立開業して出ていくのか、どっちなんだ」
と会議室で問い詰めたそうです。 
※尋常じゃありませんね

以来、彼女が「自分を捨てて出ていかないように」、いつ退職を言い出すか見張り続けて
いました。

今回は、この人が絡んで、彼女の恋人が先に会社を退職することになり
彼女がいずれ独立するために、この経営者に対して6年間根回しし続けてようやく合意を
とりつけてきたのに(※たぶん最初から裏切るつもりだったと思います)、最後の最後に
突然、それを実質的に困難にする規定を素知らぬ顔してつくったのも、この人です。

「どう?ここを辞めて食べていけるんなら、やってみなさいよ。
でもわたしの会社にいるんだったら、わたしに従ってもらう」

経営者が気まぐれにつくった規定ひとつに、人生を縛られる。


その後、こう言ってきたそうです。
「もう、こんなことは、終わりにしよう」

そして、全社員の前で、自分に頭を下げて恭順を示すように、彼女に命令しました。
それは朝礼のときで、全員がワンフロアーいっぱいに輪になっており、その全員注視の
なかで呼びつけられ、前に立たされ、命令されたそうです。




彼女はどうしたと思います?


それを拒否して、心身を壊すほうを選びました。


わたしは、このとき彼女の魂は凱歌をあげたんだなあ、とはっきり感じました。


ようやく、
「お金や食べる心配のために、自分を売らない」
そうはっきり宣言できたのだと。

だれに?
自分自身に。



そう、ほんとうは他人にどう思われようが、自分には関係ない。
自分が、自分を、裏切らないこと。


・・・他人とすったもんだしているようですが、これ全部、ほんとうは彼女の魂の一人相撲なのです。

何度も転生するなかで、魂は、自分であること/自分じゃなかったことを通して
自分とは何かを思い出してゆきます。
最終的には、この肉体の衣をまとったまま、同時に魂としての自分をはっきり思い出し
体現するようになる、そのために、いまがある



人生は舞台だともいわれますが、この友人の話を一緒に聞いていた別の友人は
「まるでドラマみたい!・・・そんなことが、本当にあるんだね・・・!」
そう驚いていました。
ドラマみたい・・・だって、ドラマだもん。みんな、それぞれ自分を主人公にしたドラマの
役者として舞台でプレイしているんだから。
それは「ゲーム」とも言われ、出演者それぞれが固有のストーリーをもっています。
だから、一緒にプレイしていても、所詮は一人相撲、一人芝居。


この事例だと、それがかなりあからさまに理解できるようなので、こうしてお伝えします。