BRM111東京200kmはとバス 【完走】 事前スタッフ認定走&当日スタッフ業
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初めて自分でブルベコースをつくり、スタッフとして所属しているR(ランドヌ)東京で開催してみました。
BRM111東京200kmはとバス
ここに至る経緯をちょっと振り返ってみますが、ブルベを始めてこの2015年で5年目。
参加者として「ブルベ界」に関わるようになって、自分の走力や自転車の基本的なメカニズムはだいたい分かるようになってきた一方で、ブルベの運営サイドがどうなっているのかはよく見えていなくて、そこにつらなるブルベ人脈もよく分からず、隔靴搔痒なところがありました。
別に、よく分からない部分があるからといって、「痒く」ならなくてもいいのかもしれませんが(笑)、ブルベで作用する「力学」のひとつがそこに伏せられているような気がして、その一端を知っておいた上でさらにブルベを極めてみたい、という気持ちはありました。
「これまで参加者としてお世話になったから、運営側に回って恩返し」というほど、まだブルベを走り込んでいるつもりはないのですが、ちょうど、一昨年のブルベシーズンが終わったあたりから、有り難いことに、複数クラブからスタッフの誘いがかかりました。
どこのクラブも魅力的でしたが、結局、ちょうどお声かけいただいたクラブの中から、最も家(世田谷)から近いクラブで活動してみることにしました。
という訳で、昨年、スタート時の車検係から始めて、徐々にブルベ運営が分かってきたら、にわかに今度は、自前のコースを引きたくなってきて、ルートラボにいろいろコースを描いてみたりしているうちに、(自分がこれまで日常的に親しんできた都内のコースをブルベに取り込めないか)といろいろ試行錯誤した結果、今回の200kmコースの設定に相成ったわけです。
と、またまた前置きが長くなりましたが、
年末に行った事前のスタッフ認定走から記します。
12/28 5:53 駒沢オリンピック公園 中央階段大広場 南階段 陸橋下
自分のつくったコースで、いよいよ事前の認定走スタートです。
この場所は、私が大学生時代(ということは四半世紀前!)から早朝の壁打ちテニスで親しんできた場所で、いわば「勝手知ったる場所」でした。
※壁打ちは最近、禁止されているようですが
ここがブルベのスタートの集合地点に適地であることは、だいぶ前から分かっていました。
今年はタイミング悪く、球技場の建て替え工事で広場自体は閉鎖されていましたが、陸橋下はご覧のとおりクリア。照明は明るく、トイレ、自販機、駐車場は至近です。
(自宅から近い、ということも助かるのです^^;)
駒沢オリンピック公園からは多摩川沿いに出て、丸子橋から綱島街道~環状2号~鎌倉街道~湘南モノレール下を経由して、「腰越橋」交差点で国道134号、つまり湘南の海岸に出ます。スタートしてから前半区間では、綱島街道と環状2号の利用がブルベとしては新しいコースです。
綱島街道は、武蔵小杉付近の道路工事が終わってだいぶ走りやすくなりました。
環状2号は、安全上の配慮のために、新横浜の陸橋区間などは迂回しつつ、側道をうまく利用しながら、ブルベでも安全に走行できることが確認できました。
8:48 国道134号 さらに富士山が望めます。
コース事前確認のための認定走で、曜日も日曜に合わせましたが、年末とあって交通量は多めでした。
このコース、いわゆる都市型ブルベなので、都心部の交通量が比較的おちつく日曜が適日と想定し、開催日もそうしていますが、郊外区間では日曜は日曜なり混雑するでしょう。
9:00 とはいえ、路側帯を含めて道幅が広く、交通量がある割には、基本的には走りやすい134号です。その点では環状2号も共通しています。
9:16 PC1(63.8km ファミリーマート大磯店)
時間的にはほぼ予定通りですが、久々の走行で、しかもソロ。平地巡航には苦しみました。
11:34 PC2(107.5km ファミリーマート三浦海岸店)
途中、三浦半島に入ってから林の交差点までは大渋滞ですり抜けの連続でしたが、なんとか昼前にはたどり着きました。
ちょうど空腹感もあるので、ここで正午まで昼食休憩に。
これだけではちょっと量的に足りない感じでしたが、時間を気にしていたので、適度に。
今回は天気よく、200km走だからと、雨具や輪行袋などは持たない軽装で。
これがブルベ装備として100%正しい選択かといえば、そうではないのですが、こういう「冒険心」も人生には必要、と自分では思っているのでw
15:59 PC3(174.5km セブンイレブン西五反田6丁目店)
三浦海岸から一気に五反田まで戻ってきましたが、コースとしてはこの間、湘南国際村~八景島~みなとみらい~国道1号となっていますが、この区間はランドヌ東京的には従来コースなので、説明は割愛します。
ひとついえることは、湘南国際村の区間は、あの国際村への10%坂よりも、そのあとの「南郷」交差点からの住宅地への登りのほうが、自分的には「くる」ということでしたw 国道1号は走りやすいですが、信号にひっかかると、せっかくの巡航を断ち切られるので、がっかりしますね。
そしてこのPC3、時間的には関門となっており、ここを17時過ぎてから通過しているようですと、ゴール付近ではタイム的にぎりぎりになる、ということが知られています。理由は、それまでの区間と違ってPC3以降の最後の都心部区間は、信号峠あり、さらに細かい坂もあり、で巡航速度が極端に下がるからです。
16:28 赤羽橋付近を通過。
早くも日が暮れてきて、だんだん寒くなってきました。
16:42 皇居前の内堀通り
ここをブルベコースにできたことに感慨。
ここも、およそ四半世紀前の大学時代からロードで走り回ってきた、自分にとっては馴染みの場所です。
さらに2020東京五輪では、ロードのスタート会場になる、というのも嬉しいこと。
当日15:00前にここを通過できる速い参加者は、自転車専用の「パレスサイクリング」コースの時間帯で通過できることでしょう。
17:52 ゴール(201.1km 駒沢オリンピック公園 硬式野球場 北側広場)
というわけで、無事戻ってきました(11時間52分)。
ゴール前の186.4km地点にはPC4(ファミリーマート一番町店)を設定していましたが、ここは当日、通過チェックに変更しています。
その2週間後の年明け、1月11日(日)
いよいよBRM111東京200kmはとバス、開催です。
早朝、参加者が次々と集まってきます(R東京・M氏撮影、以下同)
自身の初ブリーフィング
車検、そして順次スタート
ゴール地点。夕方までは思ったよりも広場に人が多かったので、当初はまごついたりします。
そうこうしているうちに10時間以内の超・速いゴール者が。
日が暮れてきて、ようやく広場も落ち着いてきました。ゴールしてくる参加者が徐々に増えてきます。
皆さん、お疲れ様でした。
いい笑顔でゴールしてましたね。
<markun 走行記録集>
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「ブルベはフランス語で『認定』を意味します。ブルベには様々なものがありますが、オダックス・ジャパン(AJ)が統括する日本でのブルベはBRMといいます。BRMは規定の距離を規定の条件で完走すると認定される長距離サイクリングです」
「同じ年に200km、300km、400km、600kmを認定された人はシューペル・ランドヌール (SR。英語ではスーパーランドナー)として讃えられます」
「BRMの最高峰として位置づけられているのが4年に1度、ACP(オダックス・クラブ・パリジャン) が開催するパリ~ブレスト~パリ ランドヌール(PBP)=1200km」
いずれもAudaxJapan(オダックスジャパン)HPより