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フランス

「ブルベ記」第2話

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朝の仕事前、携帯に入っているバッハの平均律クラヴィーア♪を流しながら




ブログのタイトルは、「ガリア記」

(日本語では通常、「ガリア戦記」と訳されるようだが)にあやかって「ブルベ記」と名付けたが、

そのフランスについての思い出です。


ガリア地方、今のフランスはとてもとてもよいところです!!

以前に2度(出張を含めて3度だったか?)パリを中心に行ったことがあります。

パリなどで成熟した都市文化・都市生活に接すると、

日本などの東アジアの都市でのそれがいかに猥雑か(それも都市の個性だが)、思い知らされます。

島国の首都東京とは違い、もちろん、大陸特有のおおらかさ、アバウトさも街の雰囲気としてはあり、

かつ、大陸の真ん中に位置する、どこか果てしない大都会に思われてくる。


田舎はまた格別です。


フランスのTGV=新幹線「Eurostar ユーロスターhttp://www.eurostar.com/dynamic/index.jsp 」で、ドーバー海峡トンネル経由でパリ-ロンドン日帰り、というのをやってみたことがありました。

早朝5時にパリ北駅を出発すると、パリ郊外からドーバーまで、ひたすらに緑の地平線がつづいていた。


http://jp.franceguide.com/ エリア別紹介/フランス/地方/ピカルディー/home.html?NodeID=171


ブルベ記


よく見ると、それは畑がほとんどだ。さすが農業王国フランス。

地平線までずっとずっと平らな畑が続いている風景。

はるかかなたまで、集落がぽつん、ぽつんと点在しています。

まるで緑の海に浮かぶ島々のようです。


集落の構成はだいたいパターンが決まっていて、

集落の真ん中にはかならず尖塔がある教会、

その周囲に中低層の古い家並みといった具合。

おそらく集落にはすてきな石畳の道路がはりめぐらされているのでしょう。


そんな広大な風景のなかを時速300キロで矢のように駆け抜けてゆく黄色いTGV。


このハイテクと悠久たる大地のコントラストが、モダンな、ヨーロピアンな「何か」を醸し出している。

(そぅいえば、ドーバーをくぐるまで車内放送は当然、仏語で、この列車のことを「エロ・スター」と発音していた^^)もしブルベで駆け抜けたら、大地の大きさと、人間のちっぽけさをつくづく実感することになるのでしょうか。




もちろん、今年のPBPには参加する可能性はいまのところは低いです。

というか、このジャンルには2011年の年明けまで全く縁がなかったのだから。

しかし、日本国内のブルベ(私が参加予定のブルベ200キロでさえ)、

全てはこのフランスのPBPにつながっているのです。


もっとも、

すてきな景色の中をブルベで時間に追われて疾走することを想像してみると、

正直、ちょっともったいない気もします。

のんびりしたフランスの田舎をレンタカーなどでのんびりドライブするのがいいのかもしれないです。


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