(昨日終値1万4502円、シカゴ日経平均先物 1万4565円)
米経済回復のペースは遅く、FOMCでの金融緩和縮小の長期化が目される
なか、米NYダウが終値ベースの最高値を更新し、また円安となったことが
強いフォローの風となり、寄り付き前から買い意欲が強い状況。外資系証券
会社の注文状況は750万株の買い越しで、今月17日以来の買い越し幅と
なりました。
東京株式市場は前日比138円高で開始され、好業績を発表した銘柄を中心に
買われ、午前11時過ぎには上げ幅が200円となる1万4526円まで上昇。
新興市場のある意味で旗手であったガンホー・オンライン・エンターテイメント
が連結営業利益が大きく落ち込んだことから、新興市場の株を売って東証一部
に乗り換える動きも散見されたとのことです。
買い一巡後に利益確定の売りから、上昇幅を縮小する場面もありましたが、
金融緩和が継続による先高感は相変わらずで、リスク・オン気味となっている
ことから下落場面ではしっかりと押し目買いが旺盛でした。
また危惧をした中国市場も昨日は落ち着いており、上海総合指数及び香港
ハンセン指数ともに上昇しています。この環境下では当然下落幅は限定的で、
日経平均は引けにかけて再び上昇をして終了しています。
終値は前日比176円高の14502円、売買高は34億8076万株、売買代金は
2兆7213億円と、終値目標であった1万4500円を超えたばかりでなく、
売買代金までも2兆円を超えてくるなど、ある意味で待ちに待ったものが来た
というところでしょうか。
注目のFOMCは市場の予想通り、850億ドルの債券購入ペースを維持する
事を決定しました。声明の中で「住宅セクターの回復はやや減速した。」
「財政政策が経済成長を抑制しつつあると」と指摘し、「資産購入ペースの
調整を行う前に、情勢の改善が持続的なものになるという更なる証拠を待つ
こと決めた」としています。有識者のなかには次回12月中旬に開催される
FOMCでの縮小に備えなければならないとする人もいますが、私個人的には
これで年内の縮小の目はなくなったと考えています。
ポイントは‘情勢の改善が持続的なものになるという更なる証拠を待つ‘と
いうフレーズです。これまで失業率についてFRBは言及していましたが、
昨日は「更なる証拠を待つ」といっていますから、縮小へのハードルをあげた
印象があります。
さて本日ですが、NYダウが一旦の材料出尽くし感による利食いで反落をした
ことは、本日の日経平均にとってマイナ材料である一方、円相場が1ドル=
98円50銭の円安となっていることはプラスです。
本日の日銀金融政策決定会合でさらなる金融緩和の発表の憶測もあり、利食い
の売り圧力も限定的となる一方、様子を見たいとの思惑も働きますので、
レンジとしては昨日より、少し切りあがったところに収まるのではないか
と考えています。
日経平均への感応性が高いMACDやパラボリックは依然として陰転したまま
である点では『晴れ晴れしく買う』とまで気分が盛り上がりませんが、三角
保合いのレジスタンスのブレークは目の前に迫っています。先日のブレーク時
では中国の短期金利の急騰という「イベント・リスク」に晒されましたが、
今回はどうでしょうか。
<本日の相場格言>
たいていの株価の動きは予期された以上に動く
<月曜日の易経>
かのえ うま = 暴落予告
昨日の御告げの「買うところ」。少なくとも本日の動きを見て判断したい
と思います。よってとりあえず昨日は「引き分け」といたします。
(易経通算成績表37勝33敗17引き分け)
★□月曜日の経済指標□★
日本時間08:50 日本対外及び対内証券売買契約等の状況
日本時間09:30 豪9月住宅建設許可
日本時間09:30 豪第三四半期輸入物価指数
日本時間19:00 ユーロ圏10月消費者物価指数(前年比+1.1%)
日本時間19:00 ユーロ圏9月失業率
日本時間21:30 米新規失業保険申請件数
日本時間22:45 米10月シカゴ購買部協会景気指数(55)
*カッコ内は全てマーケット予想
★☆イベント☆★
日銀金融政策決定会合、経済・物価情勢展望公表
黒田日銀総裁、記者会見(日本時間15:30)

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