(昨日終値1万4562円、シカゴ日経平均先物 1万4360円)
米NYダウが25ドル安となったものの、円安の恩恵から上値狙いとなると
思っていたのですが、そうは問屋がおろさなかった。確かに円安を背景にして
寄り付き前には主力輸出株である自動車は買い優勢でしたが、今年12月期連結
業績予想を下方修正したキャノンが売り優勢となり、デジカメ関連の株価も下押し
圧力がかかりました。ファーストリテイリングやソフトバンクなどの寄与度の
高い銘柄も売り優勢。
外国証券の注文状況は、売りが810万株に対して買いが1400万株と590万株の
買い越しで、米国系・欧州系ともに買い越しと海外勢の買い意欲は継続となって
いました。
寄り付きこそ小反発しましたが、買い一巡後は本格化する決算への警戒感の
高まりから売りが優勢となる展開になりました。好決算を発表した東京電産
や外国人観光客の増加を好感したJALなどの空運は買いが入ったのですが、
買いが入ったのは一部材料株で、他の主力株には幅広く売りが入り日経平均
はきれいな右肩下がりの展開とならざるを得ませんでした。
それでも前場はもみ合いながらもじり安となりましたが、為替が100円を
何とか維持して82円安で終了をしましたが、後場に入るとドル円が100円を
割り込み、また先物に売りが入ったために先物主導で下落幅を拡大。海外の
年金ファンドは買い継続し、参議院選挙が終わった今、イベントドリブン型の
海外ヘッジファンドは買いポジションを解消(ロング・リクイデーション)
し始めているとの話しも聞かれています。
後場の取引中の主力株である信越化学工業の決算発表が冴えなかったなど、
足を引っ張るイベントもあり前場から下げ幅を拡大し、結局は前日比168円安
の1万4562円で引けを迎えてしまいました。売買高は22億2707万株、売買
代金は2兆0673億円と報告されており、低水準のボリュームが続いています。
参議院選挙というイベントも通りすぎ、為替も大雑把にいうと1㌦98円~
101円のレンジの中に完全にスタックしており、当面は本格化する決算発表
と云う事になります。本日の材料は
・シャープが数十億円の営業赤字となる見込みから10億円以上の黒字となる
見通しと発表
・セメント・生コン販売6か月連続増加
・王子HD第2四半期の純利益2割増
・日本精工、米で電動パワステ3割増産
・6月消費者物価指数発表
等があります。
本日決算発表予定の企業は以下の通り
JFE、リコー、野村HD, NTTドコモ、ハウス食、日野自、日立金属
本日はNYダウが小反発をしていることなど好材料がありますが、一方で為替は
1㌦=99円前半まで円高が進んでいるため、下値試しの傾向となり底値探しの
状況は変わらないと思います。
<テクニカルからの視点>
25日移動平均線との乖離率及びオシレーターはこの2日間で200円以上の下落
となっていることから、大幅改善されており過熱感はなくなっています。
今月に入ってボリンジャーバンドの+1σと+2σの間で動いていたものの、これを
外れてしまったことはマイナス要因となります。MACDではMACDとシグナルの
接近は継続。
CME日経平均先物の動きをみると19日の下値の1万4413円を抜いてくる可能性
は高く、その場合下値余地が拡がり節目の1万4000円が意識されてきます。
一方でベターボリンジャーバンドが示すバンドの下は1万4484円となっており、
相場の動きがベターボリンジャーバンドのバンド内に回帰する確率を考えると、
割り込んできたときは買い場探しの意識が高まります。
<本日の易経>
みずのと み = 買い場近し
昨日のお告げは「売り増しに戻りなし」。
寄り付きから右肩下がりの展開となっていますから、まさに「売り増しに
戻りなし」の状態でした。また保留としていた一昨日の「売るところ」ですが、
一昨日のレベルよりも総じて価格は沈んでいるので、こちらも○といたします。
(易経通算成績表14勝6敗2引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間08:30 日本、7月東京都区部消費者物価指数(+0.3%)
日本時間08:30 日本6月全国消費者物価指数・コア(+0.3%)
日本時間08:30 日本6月全国消費者物価指数(+0.1%)
日本時間15:45 仏7月消費者信頼感指数(79)
日本時間22:55 米7月ミシガン大学消費者信頼感指数・確定値(84)
*カッコ内は全てマーケット予想
★☆イベント☆★
イタリア物価連動国債入札(日本時間18:00)

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