悪材料が次々と出てくる欧州と伸びしろのある米国 | 相場伯爵のブログ

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昨日の世界の株式市場

NYダウ +22.19 NASDAQ -21.12 英 -25.73 仏 -16.83
独 -16.83 伊 +5.03 スペイン +107.70 ポルトガル +1.01

~欧州~
各国の株式指数は総じて上昇して開始されましたが、時間が経つにつれて勢い
はなくなり、高債務国の株式指数はプラスで終了していますが、他の諸国の
株式指数はプラス圏を維持できず、押しなべて下落しています。

寄り付きの上昇の原因となったのは、中国の李首相が中国のGDPの成長率を
7%を下回る経済成長率を容認しないと表明したことから、欧州市場の低迷の
一因となっていた中国経済の大幅失速懸念が後退したことが大きな背景と
なりました。またプラートECB理事が「ECBの金利は一段と引き下げられる
可能性がある」と発言し、金利の一段安をリマインドさせるなどフォローの
風が吹きました。しかし、この日発表された米リッチモンド連銀製造業景況指数
が大きく下落したことがきっかけにし、またギリシャ救済融資の支払いが延期
されたことなどから利益確定の動きが活発化し、前日比マイナス圏での終了
しました。

ポルトガルが落ち着いてきたと思ったところが、今度はギリシャ救済融資の
支払が延期されるなど、いつも問題が噴出してきます。ギリシャ救済については
本日24日にプログラムの進展を協議され、いつも通りに未然に解決されることと
なるとは思いますが、一応このギリシャ融資は押さえておきたいところです。

~米国~
手がかりとなる注目度の高い経済指標の発表がない中、市場の目は自然と
企業決算に注目があつまりました。ダウ構成銘柄である化学大手デュポン、
航空機・機械大手のユナイテッド・テクノロジーの業績が好調だった事を
手がかりに上昇し、18日に付けた最高値を更新する1万5605ドルまで
到達する場面もありました。ところがリッチモンド連銀発表の7月の製造業
指数が予想の9を大きく下回る、マイナス11(景気の拡大・縮小の境目は0)
と発表されたことをきっかけに下落し、上げ幅を縮小して終了しています。

昨日発表された企業業績の中に貨物輸送大手のUPS社があります。同社から
発表された第2四半期の決算は、顧客の間に安価なサービスを選ぶ動きが
強まった事を背景に減益となったとされました。
顧客が安価なサービスを選ぶ動きが強まっての業績低下ですが、UPSの業績は
米国の物流状況を示すものともいわれ、物流の停滞は経済活動の鈍化を示し
ますので、同社の業績の低下には注意が必要です。



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