オプションのヘッジ買いが一段と押し上げた | 相場伯爵のブログ

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日経平均株価予想レンジ(1万4350~1万4650円)
(昨日終値1万4309円、シカゴ日経平均先物 1万4425円)

前日はNY市場が独立記念日の為休場でしたが、欧州中央銀行(ECB)及び
イングランド銀行(BOE)が金融緩和政策の維持を揃って表明し、ECB
に至ってはドラギECB総裁が更なる利下げの可能性を示したことから、
欧州株は大幅上昇。
米国で金融緩和縮小が目されているためドル高となり、為替も1㌦=100.30前後
まで円安に振れたことなどから、寄り付き前から円安ドリブンである自動車株や、
寄与度の高い銘柄に買いが流入しました。寄り付き前の外国証券会社の注文状況は
売りが750万株に対して買いが1310万株とおとなしめ(?)の買い越し。

寄り付きは前日から131円の大きな窓を開けて上昇してのスタートとなりました。
寄り付き後は幅広い銘柄に買いが入り上値を確かめる勢いとなり、1万4200円台に
乗せましたが、利益確定の売りが上値を抑える展開となりました。これは夜に発表
される米雇用統計を控えていたためと考えられます。前場はおおよそ70円という
狭い値幅の動きの中の終了となりました。

後場に入ると前場のポイントとなった1万4200円をブレークすると勢いづき、
大きな下落もないまま上昇。「先物にまとまった買いが入り上昇をした」との声も
聞かれ、この背景に1万4250円のコールオプションを売った人が先物にヘッジ
買いを入れたことをが、このまとまった買いにつながったとの声も聞かれました。
また、米雇用統計の結果が予想を上回るものであったとしても、私が幾度も指摘
している通り、金融緩和縮小はすでに市場のコンセンサスに取り入れられており、
マイナス要因とはならず、むしろ景気拡大を意識したポジティブな動きになる
との見方も強くなったことも、昨日の上昇エネルギーになったと考えられます。
結局大引けで一段髙となり、前日比+291円の1万4309円で大引けを迎え
ました。売買高は28億0304万株、売買代金は2兆0505億円と低調な
ボリュームが続いています。上昇にはボリュームが必要というのが、マーケット
の常識ですが、最近の上昇はこの常識に逆らった動きとなっています。

雇用統計前にポジションを傾けづらいと昨日記しましたが、1万4250円
に対する大量のヘッジ買いが出てしまったために目論みは外れてしまいました。

さて月曜日。注目の米雇用統計は大きく予想を上回り、米国株も跳ねて
ゐます。金融縮小による金利差拡大を意識して為替も1㌦=101円を超える
など、思いっきりフォローの風が吹いています。
月曜日の日経平均も続伸が大いに望めるところとなっています。

<テクニカルの視点>
直近高値となる7月3日の高値を抜けました。ローソク足分析でも「かぶせ線
の上抜け」のようになり、これはいわゆる買いシグナルとなります。また、
5日移動平均線と25日移動平均線の乖離幅が拡大しており、上昇力の強さを
しめします。一方25日移動平均線との乖離率は7.6%となっており高値警戒を
促し、またボリンジャーバンドの+2σを超えたことも警戒感を要します。
上値のメドは心理的節目の1万4500円、及びボリンジャーバンドの+3σと
一目均衡表が重なる1万4700円近辺があげられ、下値は5日移動平均線が
示す1万4067円及び金曜日にできたギャップの1万4018円となります。

<本日の易経>
きのと い = 買いチャンス
昨日のお告げは「上下に小動き」でしたね。昨日の値幅は160円で
3月から一昨日までの平均値幅が260円であることと比較をするとこの
「上下に小動き」は当たっていたと言えます。
(易経通算成績6勝3敗)


★□月曜日の経済指標□★
日本時間08:50 日本5月経常収支(5443億円の黒字)
日本時間08:50 日本5月貿易収支(9114億円の赤字)
日本時間14:00 日本6月景気ウォッチャー調査・現状判断DI
日本時間14:00 日本6月景気ウオッチャー調査。先行き判断DI
日本時間17:30 ユーロ圏Sentix投資家信頼感指数(‐10.00)
日本時間19:00 独5月鉱工業生産(‐0.5%)
日本時間28:00 米5月消費者信用残高(+130億ドル)
*カッコ内は全てマーケット予想

★☆イベント☆★
ユーロ圏財務相会合
ドラギECB総裁講演(日本時間22:00)
ホイヤー欧州投資銀行相殺講演(日本時間27:00)


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