金曜日の世界の株式市場
NYダウ +2.46 NASDAQ -5.30 英 -36.43 仏 -24.64 独 -49.21 伊 -122.51 西 -82.30
ヨーロッパは前日比で盛り返す場面もあったのですが盛り返しの力が弱く、引けにかけ売られて終了。
一方米国株式はオープニングこそ予想を上回る経済指標のおかげで上昇したものの、勢いを保つことができず。ダウはクローズにようやく前日比プラスで終了しています。
水準はともかくとして現在の世界の株式市場の勢いをなくしている根本的な問題は、リスク・オンの状態もしくはその気分にならないということでしょう。リスク・オンの状態に持っていけない理由としては3点。ヨーロッパの経済危機、そして中国の経済失速があげられます。季節要因として期待が持てない企業決算があげられます。
ヨーロッパ経済危機の震源地の一つギリシャ救済についてはECB,EUそしてIMFのトロイカからのレポート待ちとなっており、こちらの発表が遅れています。発表がいつになるかはわかりませんが、来週18日のEU首脳会談でどのような発表があるか注目です。もちろんユーロ離脱を承認などという話は出てこないでしょうけど、望まれるのは大胆なサプライズですね。例えばドイツが急にギリシャ財政再建プログラム完遂に2年ではなく3年の猶予を与えるとか・・・
もう一つの震源地のスペインは相変わらずです。
金曜日もモントロ西財務相は
「救済を申請するか検討を続けている」
「救済に関する決定は、格付け機関の動きに依存しない」
「救済要求に対する政治的抵抗はどこの国からもない」
と発言をしています。
最初の発言はともかくもあとの2つの発言はどうでしょう。国内州選挙が近いので完全に国内向けになのでしょうが、これが本気であれば困ったものです。
さて米国。ミシガン大学消費者信頼感指数は83.1と前月の78.3また予想の78.0を上回り、消費者が景気に対して楽観してきていることが示されました。また9月の生産者物価指数が発表され、こちらは1.1%の上昇。予想が0.7%であったので悪い方向での上昇であったのでした。しかし、この上昇、食品とエネルギーコストを除くと前月から変わらずですから、インフレは抑制されていることを示しました。
普通であれば歓迎するべきなのでしょうが、金曜日はこれらのポジティブな経済指標には反応しませんでした。
株価が勢いをなくしている要因の一つにあげた冴えない企業業績が足を引っ張りました。米ウェルズ・ファーゴやJPモルガンの第三四半期の決算は高益を出したのですが、利益率が問題になり下落をしたとのことです。
ただこの二行、利益の源泉は住宅ローン関連です。
消費者信頼感指数といい今回の米銀行の収益といいジワジワと量的緩和が効いていることがわかります。「う~ん、ヨーロッパがなんとかならないか?」皆が思うところです。
EUにノーベル平和賞が授与されるみたいですね。初め寝ぼけていて見間違いかと思いましたよ。トロイカの一角を占めるEUがノーベル平和賞ですか。悪い冗談でしょ?
いやいやこれはノーベル財団からの圧力かも。
いずれにしても週後半まではリスク・オンにはなかなかならない空模様です。
日本株予想レンジ 8500~8600円
今回も8500がサポートされました。
注目のSQは8517.75円で終値が8534.12円ですから終値がSQを上回ったわけで、これからは上値試しといきたいところですが、上回った値幅が17円ですか・・・微妙です。
9月を思い出して下さい。9月も終わり値がSQを上回ったのですが、結局調子が良かったのは次の2日間のみ。あとは値段が下落したのが頭から離れない方もいらっしゃるでしょう。
ヨーロッパでのイベント、米国では企業決算の本格化となり、そのような外部的要因がポイントとなります。
本日のイベントと経済指標
日本時間10:30 中国9月消費者物価指数
同時刻 中国生産者物価指数
日本時間13:30 日本8月鉱工業生産(確報値)
日本時間21:30 米10月NY連銀製造業景況指数
同時刻 米9月小売売上高
日本時間23:00 米8月企業在庫
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