昨日の世界の株価
NYダウ +95.38 NASDAQ +20.07 英+12.29 仏 +31.20 独 +28.76 伊 +78.78 西 +26.10
主要国の株価は上昇。昨日は良いニュース、つまり株式市場にとって追い風のニュースが良く入りました。
まずはヨーロッパ。ロイター通信が複数のユーロ圏の高官の話として、スペインが11月にも支援要請する可能性があると報道し、これでスペインにエクスポージャー(金融資産で価格変動にさらされている資産の割合)を抱えている銀行株に買いが入り上昇。
ギリシャも今週18~19日に開かれるEU首脳会議で、新たな緊縮財政措置で合意する意向を示したとも報道され欧州株は上昇しました。
EUの高官の発言や、ギリシャの件が本当であればそれはいいことずくめなのでしょうが、実際の発言を聞くとそうでもなかったりします。
例えばギリシャ財務相が「EUサミットで合意を得るのは難しい」、
メルケル独首相「我々はギリシャに関するトロイカからの報告を待っている。世界経済への衝撃は食い止めなければならない。」としています。
また先月下旬IMFのラガルド専務理事がギリシャには再度の債務減免措置が必要との発言をしていましたが、昨日独首席報道官は「独政府に関する限り、新たなヘアカット(債務減免)は論外だ」と記者会見で表明しています。
それらを総合して考えてみると、昨日の欧州株式市場は報道が手掛かりとなり上昇をしたが現実問題は解決したわけではなく、上げ幅も限定的とならざるを得なかった、というところでしょうか。
一方米国は徐々に明るさが見えてきていますね。
昨日発表された9月の小売売上高は市場予想の+0.8%を上回る前月比+1.1%、また自動車を除いても+1.1%とこちらも市場予想の+0.3%を大幅に上回るものでした。個人消費がGDPの2/3を占める米国で、個人消費が好調なのは明るいニュースです。
ただ製造業の指数は振るいませんでした。
昨日NY連銀製造業景況指数が発表されましたが、こちらはマイナス6.2と三か月連続のマイナスとなり、市場予想のマイナス4.0をも下回っています。こちらの指標は項目が色々と分かれているのですが、その中の一つ、雇用が年初来初めてマイナス1.1となっています。ただ調査対象がNY州のみということを考えると悪い悪いと大騒ぎをするほどでもないかなとも思います。
日経平均予想レンジ 8550~8650円
ドル円も78円台後半であり、また海外の株式相場の終値を考えると、本日は堅調に進みそうです。
さて、日経平均はキーとなる8500円を割り込みましたが、値ごろ感からの押し目買いが入り下げ幅を縮小しました。また中国の消費者物価指数が前年同月比プラス1.9%、そして生産者物価指数が前年同月比マイナス3.6%と発表され、金融緩和期待が膨らんだことも上昇の一因となっています。
日経平均への影響度が高いと言われているソフトバンクの株の下落にかかわらず、
8500円は割り込みません。サポートされたのではと思わせます。ただ折り返しても、週末のイベントがありますから、上昇しても1週間前にできたギャップのところがせいぜいかと思います。
本日の経済指標およびイベント
日本時間17:30 スペイン短期債入札
日本時間18:00 ユーロ圏9月消費者物価指数確報値
同時刻 独10月ZEW景気期待指数
同時刻 ユーロ圏10月ZEW景気期待指数、現況指数
日本時間20:30 ゴールドマン・サックス7-9月決算発表
日本時間21:30 米9月消費者物価指数
日本時間22:00 米8月対米証券投資
日本時間22:15 米9月鉱工業生産及び設備稼働率
日本時間23:00 米10月全米ホームビルダー協会住宅市場指数
この時間に入ってギリシャ財務相が「135億ユーロ緊縮策がEU会合後に採決される」
と発言をしたと入ってきました。
10月2日に120億ユーロの緊縮策ではあと20億ユーロ足らないとIMFが突っぱねて合意に至らなかったわけですが、今回の135億ユーロは受け入れられるのではと個人的に思っています。これが本当であればフォローの風です。
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