金曜日の世界の株価
NYダウ +187.73 NASDAQ +64.84 英 +54.05 仏 +73.07 独 +106.44 伊 +386.84
西 +248.80
またしてもポジティブな発言が相次ぎ、相場はリスク・オフのポジションの巻き戻し
が活発となり、相場は続伸。
木曜日のドラギECB総裁に続き、金曜日はユーロ圏の核であるメルケル独首相とオランド仏大統領が電話会談をして、「ユーロを守るために必要なあらゆる措置をとる」と表明しましたね。またドラギ総裁はECBによる債権購入をめぐって、ECBの一番の金主であるドイツ連銀のバイトマン総裁と協議するとECB当局者が明らかにしたことは、木曜日の発言の具現化に向けて一歩踏み出したわけですから、更なる追い風となったと思います。
米国では第二四半期のGDPが発表されました。結果は+1.5%と市場の予想通り(一部予想では1.4%)の結果となっております。前回第一四半期が年率で1.9%であったので米国の経済が減速しているのが確認できたわけです。良い数字ではありませんが、プラスではあるので今月31日―1日わたって行われる米連邦公開市場委員会(F.O.M.C)で新たな金融緩和が打ち出すまでの強烈なインパクトは与えるものではないと考えています。
ドラギ総裁や独・仏首脳の発言の前向きな発言がある一方で、ブレーキをかける発言が、金主の国から発せられています。
独政府報道官は「独仏首脳会談の情報は聞いていない」
独政府も「ECBによる無制限の国債購入は任務に反する」
独連銀「ESMに銀行免許を付与することに依然反対」「ECBの国債購入は危機に対する最善の方法ではない」などなど。
ユーロを守るという気概はあるのですが、現在市場が期待しているECBによるスペイン及びイタリアの国債の買い取りで一気に一件落着をするものなのでしょうか? 私は難しいと思っています。
現在よく新聞やニュースでスペインの10年国債の価格が7%を超えたといって、いますぐにでもスペインが破たんしてしまうとの雰囲気がありますが、これはちょっと違っていまして、これまで発行した債券の利率に影響を及ぼすものではなく、将来これから新しく発行する国債や、これまで発行した国債を償還するための資金を捻出するための国債を発行する際の金利の上昇に影響をするものです。
ではどうしたら良いのか?それは国債を発行しなくて済むようにするのが一番なのです。今回の買い取りの問題はECBが金利上昇を防衛するため買い取りをするにしても、スペインの財政が改善されなければ、ECBも買い続けなければならなくなることです。
スペインが税収を増やし尚且つ経済を起ち上げれば素晴らしことなのですが、さてそれができるのか。スペインが抱えている問題を取り上げてみますと
1)住宅バブルがはじけたのがこのクラッシュの原因の一つだが、担保物件となっている住宅価格は依然として下落傾向にある
2)失業率が24.6%。米国の大恐慌時の失業率を超える。若者の失業率は52%
3)世界の中での経済規模は問題となっているギリシャが32番目、スペインは12番目
4)株価はここ十年で最低のレベル
5)GDPは2期連続のマイナス成長
6)17自治州のうち先日のバレンシア州に引き続いて中央政府からの財政支援予備軍が6州あるとみられている。
7)スペイン政府は増税と政府支出削減を決めたが、スペイン経済をより減速させるといわれている・・
やめときましょうか。暗くなりますから。
ECBの月一回の理事会が8月2日にあります。さて、具体的な数字などが出てくるのか。出てくるとして、さてさておいくら億ユーロ?
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