昨日の世界の株価
英+123.92、仏+72.34、独+124.59、スペイン+151.10、米ダウ+286.84、NASDAQ+66.61
昨日のマーケットですが、リスクオフの巻き戻しが持続する展開となり、世界的に株は上昇し、ユーロは買い戻され、ドイツ国債・米国債は大きく下落する展開となりました。
東京時間から、G7緊急電話会議を受けたリスクオフの巻き戻しの動きが継続しておりました。会議では具体的な対策は市場の予想通り発表されなかったのですが、中国の利下げ期待や米国の追加金融緩和期待もあり、一旦リスクオフで作ったポジションを閉じる動きが継続しました。一昨日にここで述べましたように、やはり市場参加者の心の中には、当局は何らかの政策を打ち出さざるを得ないという思いがあるのでしょう。あまりリスクをひっぱらず細かく回転させるトレードに終始しております。
欧州時間に入り、ECB理事会が開かれましたが、こちらは金利は据え置き、LTROもありませんでした。マーケットは直後に失望売りからユーロも売られたのですが、ECBが景気の下振れリスクを一層認識していると述べたこと、ドラキECB総裁が「ECBは欧州危機を押さえ込むために行動を起こす準備はできている」「何人かの理事は利下げを主張した」と発言したことで、ギリシア再選挙前なので政策手段を温存し、月末何かあれば対策をうつつもりなんだとの認識が市場で台頭したことで、すぐにリスクオン(リスクオフの巻き戻し)がおき、株・ユーロは上昇し、米独国債は売られる展開となりました。
米国時間に入っても、ESMによる銀行直接支援の記事が市場に広がったり、ウォール・ストリ-ト・ジャーナルにFEDによる追加金融緩和の可能性が高まっているとの記事が出たことに加え、エヴァンズ、ロックハート、ウィリアムズ各連銀総裁による金融緩和の延長・追加を肯定するかのような発言が次々出たことで、FEDの金融緩和強化の思惑が急速に台頭したことにより、引けにかけて米国株式市場が一段高になって終了するなど、終日リスクオン(リスクオフの巻き戻し)の動きが持続することになりました。
まとめますと、昨日は政策期待(世界的な追加の金融緩和、EUによるスペイン金融システムへの救済策など)を受けたリスクオフのポジションの巻き戻しということになろうかと思われます。
ちなみに、詳しい相場観は一昨日の小生のブログに載せておりますので、どうかご参照ください。
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