みなさん、こんにちは!
今日は、「理論」をキーワードにして書いてみます。
お客さまの感情…
というのは、とても複雑です。
なので、売り手の多くは、
お客さまの複雑な感情を、なんとか理解しよう…
とするわけです。
たしかに、これは、
素晴らしいこと…
であり、
売るためには、必要なこと…
です。
では、なぜ、
各社各店がそれぞれ、お客さまの複雑な感情を理解しようと努力している…
のに、
実際の結果に大きな開きが出てしまう…
のでしょうか…?
みなさんは、なぜだと思いますか…?
そこで、資料を調べてみると、
興味深い傾向…
が表れていたのです。
その傾向とは、
無理矢理、理論に当てはめ、その理論に頼ろう…
とすればするほど、
逆に、成果が出にくくなる…
という傾向なんです。
たとえば、こんなケースを想像してみてください。
夏の暑い日、汗をかきながら道を歩いている…
と、
前から来る人…
が、
美味しそうにソフトクリーム…
を食べています。
道の先には、
ソフトクリーム屋さん…
が見えます。
さて、ここで、みなさんに質問です。
みなさんは、こんな状況の時、ソフトクリームを…
食べたい…
と思うでしょうか、それとも、
食べたくない…
と思うでしょうか…?
たぶん、多くの人は、
食べたい…
と思ったのではないでしょうか。
では、この後、
ソフトクリーム屋さんに行って、そこでソフトクリームを買う…
と、
それは理論に沿った行動…
なんでしょうか…?
たぶん、
感情の赴くままの行動…
としか言えないのではないでしょうか…?
みなさんは、どう思いますか…?
ここが重要なんです。
多くの会社やお店では、
理論に当てはまってさえいれば、それだけで売れる…
と考える傾向があります。
たしかに、先ほどのケースも、
無理矢理、理論にこじつける…
ことはできます。
ただ、だからと言って、
理論だけで、お客さまの感情を動かせているわけではない…
のです。
強いて言うなら、
お客さまの感情を動かす…
には、
理論 + α…
の、
創意工夫がなければ動かせない…
のです。
ポイントは、ここなんです。
つまり、
お客さまの感情を理解し、もっと売りたい…
と考えるなら、
お客さまは、理論ではなく感情で動いている…
という点を理解し、
理論だけで、すべての問題を片付けよう…
とするのではなく、
どんな工夫をすれば、お客さまの複雑な感情を動かせるのか…?
に目を向け、
常に、さまざまな創意工夫をする…
ことが必要だということです。
理論だけに頼って足下をすくわれないように、常にプラスアルファの創意工夫を行う…
理論は、とても役に立つモノですが、お客さまは理論通りに動いているわけではありませんので、みなさんも、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、今日の記事に関連して、「マーケティング」「行動経済学」「心理学」「哲学」「マネジメント」「社会学」「経済学」「経営学」などの概要を押さえておくと役に立つと思いますので、ぜひ調べてみてください。
■「みなさんへの質問」
みなさんの会社やお店では、理論だけに頼りすぎていませんか…?
理論だけでなく、お客さまの感情を動かすための創意工夫をしていますか…?
理論に頼り切って創意工夫を怠るのではなく、創意工夫でお客さまの感情を動かそうとすることが、必要なのではないでしょうか…?
みなさんの貴重なご意見を、コメントとして残してください。