みなさん、こんにちは！
今日は、「時間」をキーワードにして書いてみます。
お客さまが、自身の大切なお金を払って、商品やサービスを購入する…
これが一般的な、売り手と買い手の取引です。
そこで、多くの会社やお店では、
お客さまが、お金を払うだけの価値のある商品やサービス…
であれば、
商品やサービスは売れるはず…
と考えるわけです
たしかに、これは、間違いではありません。
それだけの価値…
がなければ、
お客さまだって、お金など払わない…
のでから。
では、このことを踏まえた上で、次の2つのケースを読んでみてください。
Aさんは、あるお店の中を、近道をするために通り抜けようとしました。
すると、そこに、
以前から欲しかった、売り切れ続出の商品…
が、たまたま売られていたのです。
ただ、Aさんは、
大切な商談の待ち合わせ時間に遅れそう…
なため、
ものすごく急いでいた…
のです。
一瞬は、悩みましたが、購入している時間もないため、
泣く泣く諦めた…
のです。
もう1つのケース。
Bさんは、ものすごく優柔不断で、考え込む性格です。
一般的な人なら、
迷うことなく、すぐに購入するような低額な商品（100円均一のような商品）…
であっても、
購入するまでに、何時間も迷ってしまう…
のです。
ある日、たまたま通りがかったお店に、
以前から欲しかった、売り切れ続出の商品…
が、たまたま売られていたのです。
ただ、Bさんは、上述したような性格のため、
何時間も迷った末、お店が閉店時間になり、結局購入にいたらなかった…
のです。
この2つのケース、
会社やお店側…
から見れば
どちらも、「今すぐに」売れなかった…
わけです。
では、
これらの商品に、お金を払うだけの価値がなかった…
のでしょうか…？
だから、
価値がないと判断され、購入に至らなかった…
のでしょうか…？
みなさんは、どう思いますか…？
ここが重要なんです。
多くの会社やお店では、
今すぐに売れない ＝ 価値がない商品 ＝ この先も売れない…
と考え、
すぐに諦めてしまう…
という傾向があります。
たしかに、
お金を払うだけの価値がないから買わない…
という、
偏った理屈…
で考えれば、
この等式は、間違いないもの…
です。
では、
今すぐに売れない ＝ この先も売れない…
と、本当に言えるのでしょうか…？
上述したケースでも、
時間的な問題（タイミングなどの問題）…
さえ無ければ、
購入に至っていた…
かもしれないのです。
事実、資料でも、
時間、タイミングが合わずに購入に至らなかった…
というケースは、
ものすごく多かった…
のです。
これは、どういうことなんでしょうか…？
ポイントは、ここなんです。
つまり、
売りたい…
と思うなら、
今、売れる…
今、売れない…
という、
「今」だけを基準…
にして考えるのではなく、
時間やタイミング…
も加味して、
総合的な戦略や戦術を練る…
ことが必要だということです。
「今」売れないから価値がない商品とは考えず、時間的な問題も加味して考えてみる…
「今」売れなかったからといって、価値がない商品やサービスだというわけではありませんので、みなさんも、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、今日の記事に関連して、「マーケティング」「心理学」「行動経済学」「哲学」「マネジメント」「社会学」「経済学」「経営学」などの概要を押さえておくと役に立つと思いますので、ぜひ調べてみてください。
■「みなさんへの質問」
みなさんの会社やお店では、「今」だけで、すべてを判断していませんか…？
「今」だけでなく、時間、タイミングの問題も加味して戦略を考えていますか…？
価値がある商品やサービスだからこそ、「今」だけを基準にするのではなく、時間の問題を加味して考えることが、必要なのではないでしょうか…？
みなさんの貴重なご意見を、コメントとして残してください。