みなさん、こんにちは!
今日は、「引く」をキーワードにして書いてみます。
ビジネスにおいて、
物事を考える…
とき、
足したり引いたり、掛けたり割ったり…
さまざまな思考方法が行われます。
たしかに、どれも素晴らしい方法です。
ただ、
一度にいろいろな側面から考える…
と、
混乱が生じ、うまくいかない…
という傾向が多々あるのも事実です。
そこで、
混乱を生じないようにする…
には、
この中で、まず何を考えたらいいのか…?
を、少し掘り下げてみます。
まず、次のケースを読んでみてください。
ある商品の販売量をアップさせるため、
幾度となく、この商品…
に、
新たな機能を追加…
し、
機能の拡充…
を図ってきました。
すると、最初のコンセプトから、かけ離れたものになってきました。
その上、お客さまのターゲット層も変わり、ますます不味い状態になってきたです。
そこで、この会社では、
アレもコレも付け足す…
という思考から、
すべてを削り取る…
という思考に切り替えたのです。
機能を追加する前の、一番最初の商品から、
さらに、いらないものをそぎ落としていった…
のです。
この後この商品の売れ行きは、どうだったか…?
みなさんが察したように、
順調にアップ…
していったのです。
このケースを読んで、みなさんは、何を感じたでしょうか…?
実は、ここが重要なポイントなんです。
多くの会社やお店では、
良くする = 足す、または、掛ける
と考える傾向があるのです。
もう少し分かりやすく言えば、
元の機能が10…
あれば、
12にしたり、15にしたりする…
ことが、
改良…
だと考えているということです。
ほんとうに、それだけでいいのでしょうか…?
たしかに、
足したり、掛けたりすれば、今以上の機能…
は、提供できるかもしれません。
ただ、データでは、
お客さまが求めているもの…
は、
多機能だけではなく、シンプルさでもある…
という傾向も見て取れたんです。
これは、どういうことか…?
つまり、
まず、シンプルにするという発想…
に立った上で、
足したり、掛けたり、さまざまな発想をする…
ことが、重要だということです。
![170717](https://stat.ameba.jp/user_images/20140715/22/marketing95/b3/21/g/o0300030513004297441.gif?caw=800)
足す、掛けるの発想をする前に、まず、引く、割るの発想で、シンプルにしてみる…
まずシンプルにすることで、今まで見えなかったものをシッカリと見ることが重要ですので、みなさんも、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、今日の記事に関連して、「経営学」「心理学」「社会学」「経済学」「哲学」などの概要を押さえておくと役に立つと思いますので、ぜひ調べてみてください。