みなさん、こんにちは!
今日は、「自演」をキーワードにして書いてみます。
マーケティングの戦略、戦術としての自演…
みなさんは、この言葉を聞いて、どのように感じるでしょうか…?
ちなみに、ここで言う「自演」とは、
自作自演(マッチポンプ)の略…
で、次のような意味です。
「マッチで自ら火事を起こして煽り、それを自らポンプで消す」…
などと喩えられるように、
問題や騒動について、自身でわざわざ作り出しておきながら、あるいは自身の行為がその根源であるにもかかわらず、そ知らぬ顔で巧妙に立ち回り、その解決・収拾の立役者役も自ら担って賞賛や利益を得ようとする…
その様な行為を指して用いられる表現です。
たぶん、多くの人は、
自演の意味…
を考慮して、
やってはダメなこと…
と思ったはずです。
たしかに、その通りで、データでも、
自演は、ちょっとやり過ぎ…
と思われている傾向が強く表れていたのです。
ここまでは、みなさんも、納得できるはずです。
ならば、
実際のマーケティングの現場…
では、どうなっているのでしょうか…?
みなさんは、どうなっていると思いますか…?
ほとんどの人は、
「自演は流石にやってないのでは…」
と思われたはずです。
では、実際は、どうなのか…?
データでは、意外にも、
自演が当たり前のように行われいる…
という傾向が見て取れたのです。
これを見て、
「えっ、そんなバカな…」
と思われたかもしれません。
しかし、これが、
現場で行われている、現実…
なんです。
たとえば、
お店が流行っているように見せるために、マスコミにプレスする…
なんてのも、自演の応用の1つです。
古くは、
啖呵売(たんかばい)…
のように、
ごくあたりまえの品物を、巧みな話術で客を楽しませ、いい気分にさせて売りさばく…
ときに、
サクラ(おとり)を雇って客の中に紛れ込ませ、場を盛り上げたり、商品の売れ行きが良いような雰囲気を演出…
したりさせていましたが、
今はとても巧妙になった…
ということです。
ちなみに、「男はつらいよ」の中で、
この啖呵売(たんかばい)や、サクラ(おとり)を使った演出…
が、面白可笑しく描かれています。
ならば、
巧妙になった自演…
は、悪いことなんでしょうか…?
実は、ここが重要なポイントなんです。
今行われている、宣伝や広告の多くは、
ある意味、自演の応用…
と考えられるのです。
ということは、
巧妙になった自演…
というものは、
悪いどころか、反応をあげるためには必要な方法論の1つ…
ともいえるのです。
たしかに、気持ちの中で、
「そこまでしなくても…」
という思いがあるのも、よく分かります。
ただ、
こういった手法が当たり前のように使われている…
のであれば
勝ち残るために、こういった手法を活用しなければならない…
という現実があるのも、また事実なんです。
つまり、
自演…
を、
いかに巧妙に戦略や戦術として取り入れるか…
も重要なポイントだということです。
多くの現場で使われている、自演という方法論を応用し、戦略や戦術に取り入れる…
古くから使われていて、今も応用され続けているということは、それだけ効果も高い証ですので、みなさんも、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、今日の記事に関連して、「社会学」「経済学」「心理学」「哲学」「経営学」「行動経済学」などの概要を押さえておくと役に立つと思いますので、ぜひ調べてみてください。