こんばんは。
今夜の日テレ「秘密のケンミンSHOW」ご覧になられていますか?
私はとても気になって観てます。
なぜなら予告に〝名古屋めし絶滅危惧グルメを救え!〟とあるから。
コロナ禍になる前は、一番楽しみな出張先は、名古屋でした。
それはひとえに、名古屋めし。何度行っても食べ尽くせない、
とても懐の深い食文化を堪能するのが、出張の唯一の楽しみだったのに、、
この予告を観たら、番組を観ないわけにはいきません。。
名古屋めしにお世話になった多くの方々、名古屋出身の方々、当然ながら地元の方も、
これは放っておけないでしょう。絶対に気になって、番組を観る筈です。
そしてこの心理を作ることこそが、この番組の狙いです。
どういうことか?
この番組、長寿ですね。しかも幅広い年代層に人気。
理由のひとつは、タレントのユニークな起用方法だと思います。
〝出身県〟という切り分け方で、自分の県を紹介・プレゼンしてもらうスタイルです。
この起用法によって、彼ら彼女らが発するコメントに説得力が生まれる。
自分たちが実際に慣れ親しんだ地元の名産を、自身の経験をもとに自身のコトバで紹介・プレゼンするからです。
普段コメント内容や影響力にあまり定評のないタレントであっても、
この番組スタイルのお陰で、ある意味、インフルエンサーになることができる。
出演タレントにとってもオイシイですよね?
長寿のもうひとつの大きな理由。
それは、すべての日本人の帰属意識をくすぐることができるからです。
帰属意識とは、〝ある集団に属している、またはその集団の一員という意識〟です。
例えば、東京オリンピック・パラリンピック。
今まで全く知らなかった選手であっても、中継を観て自分のことのように応援してしまうのは、
〝自分と同じ(仲間の)日本人のアスリートが頑張っているから〟
という日本国出身(=仲間)アスリートを応援したいという意識が働くからです。。
「秘密のケンミンSHOW」は、これを県単位にブレイクダウンすることで、
よりきめ細やかに、すべての日本国民の帰属意識に働きかけることに成功しました。
先に述べた、タレントの紹介・プレゼンも、視聴者にとっては共感・一体化できるプラスの材料となる訳です。
視聴者の帰属意識(応援心理)を最大限に高める番組演出の成功事例だと思います。
だから、様々な出身県の方々の様々な異論や反論も、この番組にとっては、とてもオイシイ。
それらの声は、自動的にこの番組の特徴をアピールし、宣伝してくれることになるから。
皆さんは、どう感じますか?
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)v
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