米大統領戦
米大統領選が面白い。
基本的にはオバマ対クリントンになりそうだ。
もしくは、新たな競合が現れるか…
選挙において広告は欠かせない。
毎回毎回presidential electionは大量の広告費が投入されるのだが、
やり方も序所に変わってきますね。
もうすでに米国では多くの事例があるが、
インターネットを積極的に活用している傾向にありますね。
日本でも昨年でいうと、
自民党がYouTubeに公式チャンネルを作ってますね。
http://jp.youtube.com/LDPchannel
2008年1月10日現在
チャンネル登録者数:549人
チャンネル再生回数:57438回
多いか少ないかでいうと少ない。
けど試みとしては面白いと思った。
自民党の過去の動画とかまじめモードで見てみると以外と面白かったりする。
さて、米大統領選ですが、
同じくインターネットを通して話題が広がってますね。
オバマ氏を支援するオバマ・ガールのPVが現時点でYouTubeにて500万回以上視聴されている。
http://www.youtube.com/watch?v=wKsoXHYICqU
第二段は元NY市長であり、今回の大統領選に参戦しているジュリアーニ氏側の
ジュリアーニ・ガールズとの対立ビデオがアップされていた。
http://www.youtube.com/watch?v=ekSxxlj6rGE
歌詞とかもすごくよく出来ている。
現状オバマ対ヒラリーの対決は2戦1勝1敗なわけだが、
オバマ氏に投票している人たちの内訳として、
若い世代が圧倒的に多いのは、
もちろん、オバマ氏そもそもの人柄とか政策が影響していると思いますが、
意外とこういったYouTubeなどアメリカの若年層に大量リーチ可能な媒体で、
プラスに働いたバイラル性のあるビデオが広まったことも、
少なからず影響しているのでは???
しかもいろいろな消費者がブログで政治に関する意見を書いているわけだが、
当事者の影響も大きいが、
第三者視点のフィルターを通して、ヒラリーなり、オバマのよさを伝えることは、
結構信頼感の情勢だったりとか、一票の行方に影響を与えるのでは?
それにしても日本の政治家とアメリカの政治家とでは、
スピーチ力…情熱の伝え方のレベルが違いすることが残念で仕方がない。
おまけ
オバマ氏のブログ
http://my.barackobama.com/page/content/hqblogヒラリークリントン氏のブログ
http://my.barackobama.com/page/content/hqblogジュリアーニ氏のブログ
http://giulianiblog.blogspot.com/
≪メディアマーケティンググループ 小柳津 林太郎≫
世界観
『ブランドとは何か?』
あまりに多く語られ、
議論されてきた『ブランド論』について、
いまさらわたくしごときが語るものではないと思うのですが、
今日は好きな”もの”について。
わたしは、『石』が好きです。
もちろんキラキラしたやつです。
平たくいうと、『宝石』です。
正確にデスクライブすると、
×アクセサリー
×宝石
○ジュエリー、ですね。
なぜ好きか、ということを考えたのですが、
石の持つ世界観が好きなんですね。
石の持つ世界観。
そもそものきっかけは、小学生の時、国語の教科書のなかに、
「資源のモト」みたいな章があって、
どうやって地球の資源は出来てきたか、みたいな説明が載ってたんですね。
で、それによると
” 石油とか、鉄鋼とか、石とか、
もちろんダイヤだって
水晶だって、
動植物の死体から出来てんぞっ!!
長い歴史をかけてね・・・。 ”
みたいな文章だったんです。平たく言うと。
で、石の世界観なんですけど、
死体だったものが、 (死体の前は生き物ね)
数億年あとに、
こんなキラキラして自分の手元にある『世界観』。
一言でいうと、
石の世界観とは『永遠』。
だと思います。
そこには、消費されない『何か』が存在していて
しかも、圧倒的で、おそらく不滅である、と。
その世界感にやられて、
わたしは給与所得の多くを
ジュエリーに消費します。
もしくは求めます。
文化にも、消費される文化と消費されない文化、がありますし、
ブランドだって、消費されるブランドと消費されないブランドがあります。
石の世界観の対極にあるのはスイーツとかかもしれないですね。
お菓子のもつ世界観って、
『はかなさ』
とかじゃないでしょうか。
『一瞬で消えてしまう甘くて綺麗なもの』的なね。
まー、気持ち悪い記事書きましたけど(キャラじゃない)、
『ブランドのもつ世界観』は私たちに夢を見させてくれる。
ある程度完璧に。
だからこそたかが財布、たかがリング、たかがバッグ、
にお金を払っても満足を得るわけです。
※機能性を対価として求めていない、という意味で。
さて、みなさんは
『企業のもつ世界観』
『ブランドのもつ世界観』
を広告に携わる人間として、どうクリエイティブしていますか?
丁度、大きなブランドのプロモーションに関わるタイミングで
個人的に、
・ブランドスイッチが起こった瞬間とは?
・このブランド(ソニー)が好きな理由は?
など、自身がロイヤリティをもっているモノや人について
考える頻度が高いため、記事とさせていただきました。
じっくり考えてみると、自分の価値基準が見えてきたりします。
ロングラスティングなブランドにしか興味がない自分、とか
革新より普遍を好む自分、とか。
お時間のあるときにぜひ。
本年も、よろしくお願いいたします。
<メディアマーケティングG 福岡由梨>
※私と直接接触し、
ゴールドリングやら、ブレスレットやら、ネックレスやら
なんかつけてんな、と思った際に
少し思い出して頂ければ幸いです。
ケータイ小説
本年もよろしくお願いいたします。
さて、雑誌「文學界」の新年号に、「ケータイ小説は『作家』を殺すか」と題した座談会の模様が収録されていました。
座談会に参加しているのは、中村航氏(作家)、鈴木謙介氏(社会学者)に加えて、草野亜紀夫氏(魔法のiらんど編成部長)の3名。
文芸誌という雑誌の特質上、どちらかというと「ケータイ小説」を軽視した感じの中村氏・鈴木氏と、もちろん「ケータイ小説」サイドの草野氏、という穏やかではあるものの対立した構図が見て取れて、おもしろい鼎談になっています。
実際の発言が少なかったのか、それとも編集上なのかはわからないですが、魔法のiらんど・草野氏の発言が目立たないのはちょっと気になったものの、一昨年くらいから目立つ「ケータイ小説」ブームについての洞察が結構あったように思います。
以下、抜粋・引用。
まず、「ケータイ小説」の消費のされ方について。
中村 つまんない話をしちゃいますけど、「ケータイ小説」を読んでいる子って、たぶんほかの小説は読んでいないと思うんです。 なぜ読まないかと言えば、それは面白くない(と思い込んでいる)からということでしょう。 彼女らにとっては「ケータイ小説」の方が面白いわけです。
僕が思うに、「ケータイ小説」は今までの小説の代わりではないんじゃないかと感じています。むしろJポップとか漫画とかの代わりになったんじゃないかな。 このパイの大きさを見るとそう思います。 少なくとも既存の小説を読んで、こっちはつまんないから、じゃあ「ケータイ小説」読もうって流れではないでしょう。
鈴木 なるほど。 実は書店においてある「小説」と「ケータイ小説」って、本当は市場が違うものなんだけれど、同じパッケージ(書籍)だから「文芸書売り上げランキング」で一緒に扱われているということですよね。
中村 そうなんですよ。漫画のところに入れて欲しいくらいです。
鈴木 消費のされ方についても似ていますよね。 連載中には雑誌をコンビニで立ち読みして、単行本が出たら買う、という感覚と一緒だと思います。
中村 あとはCDかな。CDって中に何が入ってるかわからなくてもジャケットが格好よかったら買ったりするじゃないですか。『恋空』を見てもわかるんですけど、カバーが凝ってますよね。これを買う人って、一種のジャケ買いをしてるんじゃないかと思うんですけど。
草野 カバーに力を入れてるというのはあります。やっぱり見た目がかわいくないとなかなか手にとってもらえないですね。でもジャケ買いはほとんど無いと思います。お小遣いの少ない学生がほとんどですから。
(pp. 197-198)
ここだけ見ても、中村氏・鈴木氏と草野氏のスタンスの違いが見て取れますね(笑)
でも、「ケータイ小説」と既存の文芸書とでは、別カテゴリとして消費されているという指摘は、正しいと思います。
その他、多くの場合「実体験をもとにして」書かれ(たとされ)、「作者と主人公の名前が一緒」という点をあげて、読者はこれら「ケータイ小説」から「感動じゃなくて共感」を得ているのではないか、そしてそのため、「自分の生活の延長線上=自分の身には起こってないけど、友達くらいなら起こるかもしれない」こととして読者にも想像可能なものとして、「実体験」が用いられているのではないかという議論も、当たり前ではあるけど興味深いです。
もう一箇所、面白いと思った点。
中村 読者の心理としてすごく不思議に思うことがあるですよ。「ケータイ小説」って配信されたものを読むのは基本的に無料じゃないですか。 でも何で書籍の形になっても売れるんでしょう? 一度読んだものならわざわざ買う必要もないと僕なんかは感じてしまいます。
草野 『天使がくれたもの』という作品で特に有名なんですが、「携帯で読んで感動しました。是非書籍化してください。もっと多くの人に読んで欲しい」という読書の声がありました。 あとは「この作品が好きなので書籍化してください。自分で買って手元に置いておきたいんです」と言う方もいました。 やっぱり思い入れの部分が強いんですよね。
中村 バイブルですね。
鈴木 一冊自分の手元に置いておきたいっていう感覚ですか?
草野 そうです。もっと極端な例を言っちゃうと、「一冊は保存用で、一冊は自分が読んで、一冊は貸します」みたいな例も、稀ですがあります。
鈴木 ファンだ。(笑)
中村 すごいね。
草野 やっぱり形になったものとして置いておきたいという、作品に対するファンの感覚ですよね。
(p. 196)
Webプロモーションも、やっぱりファンに「手元に形として残したい」と思ってもらえることが、大事なのではないかと思いました。それが「リアル」であるかどうかはまた別の問題ですが。
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余談ですが、今号では「幼児洗礼」というキリスト教における至極神学的な問題をめぐる議論を非常に簡単な語り口で解説している高橋源一郎氏の「ニッポンの小説(第三十七回)」と、
宮沢賢治の書体を分析すると、印刷された活字の書体をモデルに字を書いたケースが見られるということを論じた書家・石川九楊氏の「宮澤賢治の筆蹟を読む(下)」が興味深かったことと、
評価すべき作家ではあるものの吉田修一氏が文學界新人賞の選考委員になっていることには驚きました。
<メディアマーケティングG 新井 俊悟>
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