世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
宮沢賢治「農民芸術概論綱要」序論より
世界のどこかで発生した疫病がまたたく間に世界中に広まる様子を見て、「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という有名な言葉を思い出しました。
でもこの言葉が載っている「農民芸術概論綱要」を読むと賢治は幸福論を説いているわけではなくて、万人が芸術家であるべきという岡本太郎と同じ主張をしていたのですね。
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