Wind Walker

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ネイティブアメリカンフルート奏者、Mark Akixaの日常と非日常


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丙午ひのえうまの年だからなのか、なぜだか今年は私の周りで亡くなる方がたくさんいらっしゃいます。

 

SNSでは著名人が亡くなった時に、ほんのちょっと面識があった程度の人間がここぞとばかりに自分とその人物との薄い関わりを披露しているのをよく見かけます。

 

私には、それが本当に不愉快です。(本当に親交の深かった人物の文章なら、むしろ読みたいですが。)

 

自分でも何がそんなに癇に障るのか、しばらく考えてみましたが、まず誰かの死を利用して自分のアクセス数やら承認欲求やらを満たそうとしている魂胆に嫌気がさすのであろうことと、その人物の表面的なことしか知らないのに理解者ヅラをしていること、そして誰かが亡くなった時は静かにおごそかな気持ちで見送るべきという、自分の中での願望がその原因なのであろうということに思い当たりました。

 

 

・・・と、ここまで考えたら思い出したことがあって、それは「友達が多い人と少ない人との違いは何か」ということ。

 

友達が多い人はちょっと知り合った程度の人のことも「友達」として認識するから友達が多いのであって、少ない人は一定以上に親しくなった人しか「友達」とは呼ばないから少ないのである、ということを聞いたか読んだかした覚えがあります。

 

私は圧倒的に後者ですが、前者のタイプの方は自分の知っている人の訃報に接したときに、「大変だ、私の友達が!!」と大声で騒がずにはいられないのでしょう、きっと。

 

今後、その手の投稿を見かけたら、「この人は他人の死を利用しようと思っているのではない、ただ自分とは違う性質の人間なだけなのだ」と思って気を落ち着かせようと思います。

 

もっとも、誰もが私より先に死なないでいてくれれば、そんな投稿を目にしないで済む話なのですよ。そんなわけでこれ以降、誠に勝手ながら、皆さんが勝手に死ぬのは禁止とさせていただきます。

ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ (集英社文庫)

 

『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』 高橋源一郎著 2005年

 

 

『銀河鉄道の彼方に』が個人的には名著だったので、同じく高橋源一郎さんが宮沢賢治を題材にして書いたであろう、この本も読んでみました。

 

「注文の多い料理店」、「風の又三郎」、「春と修羅」など、宮沢賢治作品をタイトルにした短編集でした。全24編。

 

24編の中に「銀河鉄道の夜」は入っておらず、それだけをまるまる一冊にしたのが『銀河鉄道の彼方に』ということのようでした。

 

『銀河鉄道の彼方に』は元ネタとの関連がわりと感じられるほうだったので楽しめましたけど、本作の内容としては元タイトルの作品とはほぼ関係のない(と思える)作品が多く、「グレーテストヒッツ」というよりは「ミヤザワケンジ・インスパイア」でしょうか。

 

というのも、各物語の根幹だけを抽出し、そこに一から独自の肉付けをしているので、元ネタの話をよく知らなかったり、なぜこの話がこうなったのかを深く考えたりしないと繋がりが見えてこない話がほとんどなのですよ。

 

一つ一つの話は決してつまらなくはないのですけど、「一体何を読まされているのだろう?」と感じてしまう作品が多かったのは否めませんでした。

 

あと話数が多いのも印象が散漫になる一因となっていて、「すばる」で連載された作品とのことですが、一冊にまとめるには分量が多すぎるように思いました。今回も545ページという鈍器本だったので。

 

ラストに収録された「水仙月の四日」が一番印象に残りましたけど、宮沢賢治というよりは『ゲド戦記』みたいだったから、という理由です(笑)

 

宮沢賢治に深く傾倒している方ならもっと楽しめるのかもしれませんし、逆にこんな作品は冒涜だ! と怒るのかもしれません。

 

 

 

ところで、2023年の5thアルバム『WINDWALKER』には「銀河鉄道の夜」からタイトルをもらった「サザンクロス」という曲を収録しましたけど、本作のように宮沢賢治の作品から発想して曲を作って一つのアルバムにまとめたら面白いのではないか、というアイデアを以前から持っていたので、同じようなことを考えた作品がすでに世の中にあるのだな、という発見ではありました。

 

 

 

 

 

 

Amazonのリンクでは文庫版・Kindle版の表紙しか出せなかったのですけど、オリジナルの表紙はこんな感じ。こっちの方がずっと良いのにね。

 

年に一度、小田原の三の丸ホールで開催されている、マザーヒーラーAkkoさんのイベントに今年も参加させていただきました。

 

毎回違うテーマが与えられていて、前回は「大地を感じる音楽」でしたが今回は「花と音楽」

 

困ったことに、私のオリジナル曲に花に因んだ曲がほとんどなかったので、悩んだ挙句、ネイティブアメリカンの花に因んだ言葉を探して、朗読とともに演奏をすることにしました。

 

探した甲斐があって、ダコタ族の女性作家、ジトカラ・シャさんの「The Great Spirit」というエッセイが見つかり、日本語訳が出ていなかったので自分で翻訳して(本当は9割がたチャッピーが翻訳して)朗読用に抜粋したところ、今回の趣旨にぴったりな内容となりました。朗読はまあやさん。

 

後半は毎回Akkoさんが降ろしたメッセージの言葉とコラボレーションをしていますが、今回はシンギング・リン奏者の牧井文子さんと初めて3人で音と声を合わせました。回を重ねるごとに進化していくのを感じることが、同じイベントに何度も参加させていただける際の醍醐味ですね。

 

第二部はAkkoさんによる、ヒーリングタイム。私は途中ですっかり寝落ちしてしまい、行った時よりも元気になって帰ったのでした(笑)

 

 

ご来場の皆様、Akkoさん、文子さん、まあやさん、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!