それにしても富士山が間近に見えるというのは良いですね。
北アリゾナ大学に通っていた頃、ホピ族が聖なる山として崇めるサンフランシスコ・ピークがいつも見えていたのですが、富士山とも標高も形もよく似ていていたのですよね。
なんだか懐かしい感じを覚えました。
さて、いろいろなところをまわりましたが、伊豆も面白いところがたくさんあるのですね。
中でも大瀬というところに神池という不思議な池があって、なにが不思議かというと、海に囲まれて海抜もほとんどないのに淡水でコイもたくさん泳いでいるのです。
伊豆の七不思議の一つにも数えられているようですね。
この池を国の天然記念物であるビャクシン樹林がとり囲んでいるのですが、その中に樹齢1500年以上のご神木もあるのです。
なんでしょうか。この圧倒的な存在感は。
年老いた大木はただそこにあるだけで、見る者に畏怖の念を覚えさせます。
「パワースポット」という言葉は軽薄な響きがしてあまり好きではないのですが、ここは間違いなくパワースポットですね。
またいずれ会いに行こうと思います。
最後に伊東にある「かりゆし工房」を訪れました。
ここは去年、一昨年に屋久島をガイドして頂いた鈴木洋見さんのお兄さんのお店。
木の看板や家具を作っているのですが、屋久島で縄文杉の声を聴いて木の仕事をしようと決意されたとのこと。
以前お会いしたこともあるのですが、ゆっくりお話したのは今回が初めて。
洋見さんも自然を愛する方ですが、お兄さんもまた穏やかな、まるでこの人自身が一本の大樹のような方でした。
この方にお会いするだけでも訪れる価値はあると思うので、機会があれば是非寄ってみて欲しいですね。