JAXA

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JAXAによる、ナンシー・グレイス・ローマン宇宙望遠鏡に関する記者説明です。

 

多くの日本の研究者の方が開発・運用に携わっています。専門家による説明会です。(とても詳しい説明がされています)

 

手元には資料がないので、、ざくっと

 

<目的>

・近赤外線による広域宇宙観測研究

 ▶宇宙の加速膨張とダークエネルギーの謎に挑む

 ▶天の川銀河の太陽系外惑星の存在頻度分布を明かにする

・太陽系外惑星の直接観測のための技術実証を行う

 

<仕様>

・主鏡2.4m(波長0.5ー2.3ミクロンの可視光線・近赤外線波長域で観測)

・ハッブルの赤外カメラの200倍の視野

・観測データは公開して全世界の研究者が利用可能

・地球類似惑星観測のための技術実証装置搭載

・将来の地球類似惑星観測のための技術実証装置としてコロナグラフを搭載

 

これだけの宇宙望遠鏡を持ってしても、太陽と地球のトランジットが確認できないという事に驚きです。

 

<打ち上げ>

・ファルコンヘビーによって、8月30日打ち上げ予定。

・L2(第2ラグランジュポイント)ハロー軌道

 

<費用その他>

・調整期間3ヶ月、5年間のミッション

・総開発費 約5100億円 総維持費 約6900億円(日本の貢献 約20億円 及び地上からの観測サポート)

・協力機関 ESA・CNES・MPA・JAXA

 

<感想>

どちらかというと、ダークエネルギー、宇宙の加速膨張、構造形成の観察に振った観測装置に見えます。ターゲットを約100億年前の宇宙(初期宇宙)の観測に絞っています。重力レンズ観測によって、未知の系外惑星の発見に繋がること期待しています。(広域・深宇宙サーベイ)

 

思ったより多目的に使用されるようです。将来への実験・サーベイ・系外惑星探査・深宇宙観測精度の向上。あれもこれも詰め込んだ感じです。

 

<課題>

トランジット法には限界があります。3次元観測ではありません。観測機から見て恒星と惑星が重ならないと観測不可能です。かなりの数の惑星が見つかっていないと思われます。それを補う手段として重力レンズ観測を利用しているようです。また、コロナグラフを用いて、明るすぎる主星の光を絞ってコントラストを調整して観測精度を高める工夫もされています。

 

波面補正の原理

  ↓ 浜松ホトニクス

 

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夏目光学

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コロナグラフのマスク基板を作っています。

 

光学技研

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三共光学

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日本の中小企業恐るべし。

 

オプトクラフト社

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ドイツの企業です。

 

<もっと未来の話になりますが。。>

最終的には、地球軌道と木星軌道など 異なる惑星軌道上に望遠鏡を置いて、干渉計的な、宇宙規模の観測が行われる必要があるでしょう。地球近傍における観測には限界がある事を痛感しています。テクノロジーの進化もさる事ながら、地球を離れないと観測できない限界まで来ているという事になります。

 

前半の30分ぐらいが、ナンシー・グレイス・ローマン宇宙望遠鏡の話です。記者からの質問は聞いていません。丁寧な説明なので大体中身は判ると思います。