(株)医療コンサルティングs(www.iryouconsulting.jp/)の高野聖義です。
「予約制度で患者数が増加するんだよね」
という質問を受けましたので、この点についてお答えしたいと思います。
予約制度導入で患者数が増加するのは、すでに繁盛している医院です。
開業後、患者数が少ない状況で予約システムを導入することは、自分の都合の良い時間に来院したいという患者層を取りこぼします。
事前に予約を取るという作業は、一つの手間ですので、当然患者さんにとっては負担と感じる場合もあるのです。
開業後、すぐの段階で患者数が少ない状況では、来院患者をうまく調整するという必要はありませんので、予約制度で来院患者数が急激に増えるということは考え難いです。
しかし、待ち時間が発生し始める段階に来れば、予約制度は増患対策としても利用できます。
混雑する時間帯をうまく整理することができることや、予約枠をうまく作り出すことで来院患者数を増加させることができます。
開業後、患者数が増えていないのであれば、予約制度導入とともに、別のことをやらなくてはなりません。
純粋な増患対策をする必要があります。
では、繁盛している医療機関ではどうでしょうか?
すでに予約枠がいっぱいということであれば、しっかりとした予約システムを導入することで、患者さんを受ける時間を整理することができ、十分な効果を発揮することができます。
ノートを使って予約管理をする時代ではありません。
予約システムをしっかり導入していく必要があります。
できれば、電子カルテに付随している予約システムではなく、純粋な予約システムを導入する方が効果が高いそうです。
最近では、人工知能を導入している予約システムもあるそうです。
一度ご覧いただければと思います。
https://reserve.ne.jp