リーダー育成4 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

眼科医院、歯科医院、整形外科の診療所経営コンサルタントの高野聖義(昌則)です。


リーダーとなるためには、いくつかのポイントがあります。


私がリーダー育成する場合に最初に指摘することは、報告ができるかどうかです。ビジネススキルとして報告業務は必要です。リーダーは常に情報を収集し、提供し続けることが大切ですから、この面だけを考えると報告スキルは大変重要なのです。


何がトラブルとして発生し、解決するためには何が必要なのかということをまとめる必要があります。


人は普段の話では、分析をしません。まとめるということを習慣付けられていないのです。


まとめられていない内容を話す場合は、時系列的な話となります。
最初から最後まで話を聞いていないと結論がわからないという状態に入ります。


報告の原則は結論から話すということです。
何が発生して報告をしているのか、質問をしたいのか、意見をいいたいのかということが明確ではないと時間ばかりを消費してしまうのです。


上司に報告する時に紙に報告する内容をまとめてから報告しにいくということは当たり前のことです。
しかし、この当たり前のことを教育されている方は大変少ないのです。


常に話の内容をまとめ、何を話したいのかということを整理する力がリーダーの初期能力であるといえます。