医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
イトーヨーカ堂が、30店舗の閉鎖を決めたという報道がありました。利益重視の経営で優良企業と言われたイトーヨーカ堂も赤字決算となり、苦しい状況が続いています。
今回は苫小牧店などの地方店舗が閉鎖となっています。この内容だけでも、地方の経済状況の悪化を感じます。
イトーヨーカ堂などのGMS業態の地方店は、その地域で百貨店のような感覚で使われていることが多かったのですが、郊外型大型SCの開発により、それらの店舗が苦しくなりました。
また、高速道路や新幹線などの交通機関の整備は、地方の商店街に人を呼び込むよりは、商業集積地への人の集約効果が高くなります。
そのため、地方の商業施設は苦しくなってくるのです。
さらに高速道路の自由化は、このような動きを加速させる可能性があります。
今までは、地元で買っていたが、休みの日にはアウトレットショップに買い物に行くという生活習慣に変化していくのです。
このような流れも受けて、イトーヨーカ堂も閉鎖店舗を増やしてきているのではないでしょうか?業績が悪い分、食品だけでも販売したいということで、低価格の商品が販売されていきます。これも家計に影響を与えるのだと思います。
不況の影響でこれからも消費生活が変化すると思います。これからが大きな変化だといえます。
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