医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
先日映画の試写会に行きました。タイトルは
ハゲタカ
以前、国営放送でやっていたドラマの映画版です。
内容はいろいろな面白い要素をちりばめており、飽きずに2時間ちょっと楽しめました。
6月公開なのでストーリーの詳細は話は避けますが、今回の買収対象は自動車メーカーです。
買収に関わる内容をスピード感のあるストーリー展開で、一気にラストまで進んでいきます。
試写会の最後には一部の観客から拍手があったくらいですから、皆さん楽しめたのでしょう。
ただ、ヒットするかは微妙です。
ドラマの二番煎じなので、時間が短い分物足りなさを感じてしまいました。
また、テーマが難しいです。短時間で理解するためには予備知識がいるかもしれません。
日本の映画観客がじっくり考えることを望んでいるかは疑問です。
ヒットする条件として、わかりやすさが重要なのだと思います。
今の時代、少しでもわかりにくさがあると、ヒットしないのではないでしょうか?
トヨタのプリウスがヒットしたのは、エコという二言で表現されます。ホンダのインサイトは、プリウスより安いということで売れたのだと思います。
では、この映画の良さをわかりやすく表現すると・・・・、経済が好きな人が見る映画?
うーん、表現が難しいです。
レッドクリフは三国志の映画だよ。といえば、まだ伝わります。
もし、ハゲタカを表現するならドラマの映画化ということしかないかもしれません。
オーシャンズ11などのような観客を裏切る要素も中途半端でしたし・・・。
面白かったのですが、ドラマの延長にしか思えなかっのが残念です。
ドラマの時にファンになった人にはオススメかもしれません。
映画が作る人は本当に大変だなとかんじます。
受取る側の違いも考える必要がありますし、経済状況でストーリーを変える必要もあります。
それに前のイメージを踏襲しながら、新しいものを作る必要があるわけですから。
面白かったのですが、作った方の苦労を考えてしまいました。
皆さん、まずは見てください。面白かったと素直に感じられるとは思います。